きのう(10月27日)は午前中、平・平窪で浸水したカミサンの友達の家から、桐ダンスその他を救出した。
先週後半の25日、また大雨が降った。友達の家の周辺は幸い再浸水を免れた。台風19号から半月、家の前の細道は、水害ごみの回収が進んで土のう袋だけになっていた=写真。しかし、友達の家ではまだドロのかき出し・洗浄が残っている。再び住めるようになるまでには時間がかかる。
カミサンの実家(米屋)の義弟が、運搬のためにバンを出してくれた。義弟は工業大学の建築学科を出た。家を継ぐまでは建築会社に勤めて現場に立っていた。搬出の合間に床下のドロの具合などを見た。「思ったよりドロは少ない」「カビ対策として、毎日、1時間くらいは窓を開けて通気をよくするように」「在来工法の家だから、詳しくは大工さんに見てもらったら」。なるほど。カミサンの友達も了解した。
桐ダンスは三段重ねだった。一段目は水に浸かった。無垢(むく)だから乾かせば削って使えるが、水害ごみとして廃棄してしまったという。無事だった二段と三段をバンに積み、ついでに手元に残しておきたいものも運んだ。
そのあと、カミサンの友達の希望で、水に浸かった一枚板のケヤキの座卓を救出した。100歳を越えた友達の母親にとっては、桐のタンスや座卓は思い出の詰まった家具でもある。それが避難先のマンションにあれば、少しは安心し、慰めにもなるだろう。
一枚板は厚さが5センチほどで、大きさも疊1枚分くらいはある。重い。3人がかりになった。
残る大仕事はドロのかき出しと洗浄だ。床板をはずさないとドロはかき出せない。それを含めた再建策を検討するため、夜、友達の了解を得て知り合いの大工さんに連絡した。すでに平窪の別の家の改修を頼まれている。平窪へ行ったついでに家の中を見てくれることになった。ますは罹災証明だ。カミサンの友達はきのう、その申請をした。
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