カミサンが実家の米屋の支店をまかされている。店のガラス戸に展覧会やコンサートのポスターが張ってある。地元の人が「これ張って」と、尋ね犬・猫や行事のチラシを持ってくることもある。全部張る。
最近、ある社会福祉法人のまつりのチラシが張られた。あした開かれるはずだったが……。台風19号が福島県を直撃する恐れが出てきた。きのう、近所に住む関係者が店に来て、「中止になりました、チラシをはずしてください」。夜には、いわきキノコ同好会の事務局長氏から電話がかかってきた。「12日のキノコ観察会は1週間延期します」
きょうは夕方、隣の行政区に住む小4の孫をサッカーの練習会場まで送っていかないといけないのだが……。きのうの宵、父親に電話すると、「まだ(中止の)連絡がない」ということだった。小6の孫は日曜日(13日)、いわき地区秋季陸上競技選手権大会の80メートルハードルに出場する。これも台風でどうなるか。
1カ月前の台風15号は、被害がゼロだった。しかし、今回は「大型で猛烈」だという。カミサンが庭木の剪定や家の周りの片づけをした。私は私で、夏井川渓谷の隠居へ出かけて、三春ネギの種まきをした。
冷蔵庫で保管していた種がおかしい。湿って異臭がする。そう気づいたのは10月に入ってすぐ。翌2日、隠居へ出かけて苗床に1条だけ試験的に種をまいた。1週間もすれば発芽の有無がわかる。残りは6日に、それでも余ったので、秋まき最適日10月10日のきのう、残りをまいた。苗床は2カ所=写真、離れて1カ所の計3カ所になった。
試験的にまいた種は、まだ地面を割って地表をうかがうような様子はなかった。このまま芽が出ないかもしれない。やることはやったから、発芽しないならしないでスパッと頭を切り替える。来春、田村市からネギ苗を買ってくる。
10日に近い日曜日(13日)では、暴風雨で種まきどころではない。日曜日は外出を控えた方がいい、となるかもしれない。しかし、コバケン(小林研一郎)指揮のいわき交響楽団のコンサートがある。知り合いからチケットを買った。カミサンにも別のイベントのチケットが回ってきた。
こちらはどうなるか。いわ響の方は今のところ実施の方向だという。「自分の命、大切な人の命を守るため早めの対策を」と気象庁が警告を発している。千葉の例がある。屋根の瓦が吹き飛ばされたら……、イベントどころではない。こんなに身近で中止・延期の報や懸念が飛び交うのは珍しい。それほど今度の台風は怖いということだろう。
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