酷暑が続く。7月12日には福島県にも「熱中症警戒アラート」が発表された。今年(2023年)初めてだという。その中を、マスクをして歩いて事業所周りをした。
4年ぶりに地区の体育祭が再開される。事業所から協賛広告を募り、競技の最後に大抽選会を開く。
開催は9月最初の日曜日だが、プログラムのチラシ製作・配布から逆算して、この日に事業所周りをしないと間に合わない。
区内会の会計さんとともに、前回、協賛広告を出してくれた事業所を訪れる。その場で協賛金を出してくれるところもあるが、だいたいは1週間後、また訪ねて集金するようになる。
日差しが強いうえに、道路からの輻射熱が体を射る。事業所を訪ねたついでに小休止をしたり、建物の日陰で汗をぬぐったりした。冷たいお茶を出してくれるところもあった。
ざっと1時間、20カ所ほどを回り終えると、着ているものがぐしょぐしょになった。こんなときには水風呂につかり、体のほてりを冷まして着替えをする。そして、とにかく水を飲んで横になる。
午後になると、今度は雷雨がやって来た。このところ、連日、雷注意報が発表される。朝からカッと照りつけていた太陽がいつの間にか雷雲に隠れ=写真、たちまち雨を降らせる。
平では10日、夕方から宵にかけて雷雨になり、11日も午後2時、3時台に雷雨が来た。そのつど、カミサンと手分けして1階と2階の窓を閉める。11日には2階の物干し場に干してあった布団の取り込みを忘れて濡らしてしまった。
翌12日。カミサンから「物干し場もちゃんと見て!」と念を押される。「夕立」には早い午後1時過ぎ、やはりいきなり降り始めた。物干し場のふとんを取り込んだが、少し雨に濡れた。
雷雲が現れると、パソコンで福島地方気象台のホームページを開き、「防災気象情報」をクリックして、「雨雲の動き」を見る癖がついた。
いわきの上空に雨雲が来ているかどうかをリアルタイムで確認し、おおよその見当をつける。いったん雨脚が弱まったと思っても、次の雨雲が控えている。そんなときには、閉めた窓をすぐには開けない。
前にも書いたことだが、私が小学校低学年のころ(つまり昭和30年代前半)、阿武隈の山里では夏、よく夕立がきた。
夕立は夏休みの記憶と結びついている。川で水浴びをして家に帰ると、たびたび雷雨がやって来た。
すると、店をやっていた両親に代わって、祖母が孫を指図して家の雨戸を閉めさせ、電気を消して蚊帳のなかに避難するようにいった。
仏壇の線香立てを廊下に持ち出し、線香に火をつけて雨戸のすき間から煙を外へたなびかせる。「雷様(らいさま)」よけのまじないだった。
このごろの雷雨続きに、子どものころの夕立を思い出したが、もうまじないを信じるトシではない。代わって、雷鳴を気にしながらパソコンで「雨雲の動き」を見る。そんなふうに変わった。
1 件のコメント:
雷除けのまじない「蚊帳と線香」・・・・同じ団塊世代、阿武隈山地といわき・・・同じでしたね。
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