火曜日(7月25日)は、午前も午後も行政がらみの会議があった。午後は、夏井川水系河川改良促進期成同盟会の総会が、いわき市文化センターで開かれた。
対面での総会は4年ぶりだ。「令和元年東日本台風」が襲来し、いわき地区は夏井川水系を中心に甚大な被害に見舞われた。関連死を含めると、死者は14人に上った。
同2年からは新型コロナウイルスが猛威を振るう。対面での総会は中止になり、書面審議に切り替わった。
総会のあとには、夏井川を管理する県いわき建設事務所が同川の改修事業について説明するのが恒例になっている。
今年(2023年)は、テーマが「夏井川・好間川改良復旧事業について」で、令和元年東日本台風被害の復旧工事の概要を初めて、じかに聞いた。
夏井川下流の平中神谷に住んでいるので、いわき駅前へ行くと、帰りは鎌田・平神橋~下神谷・夏井川橋間の堤防を利用する。
右岸を中心に、伐木、土砂除去が行われ、河川敷が運動場のように広がっているところがある。工事中のところもある。
そこだけではなく、上流・小川町までの夏井川も、支流の好間川も、毎週のように目にしている。
ネットではそのつど、建設事務所のホームページを開いて事業の内容をチェックしてきた。伐木は字の通りなのでわかるが、掘削と除去となると、違いは何か、はたと困惑する。自己流の解釈が入り込んでしまう
今回のイラスト付きの説明でようやく整理がついた。河川断面図に「伐木・堆積した土砂の掘削」とあった。一般に土砂除去と考えていたところも掘削ととらえていいことになる。
そして、この災害復旧助成事業の助成区間は、①夏井川=新川合流点から上流の小川町・両郡橋までの14.9キロ②好間川=夏井川合流点から新町田橋上流約1キロまでの6.6キロ――計21.5キロだという。
「おや?」と思ったのは、街からの帰りに利用する堤防が、新川合流点を境に「助成区間」(上流)と「助成区間外」(下流)に分かれることだ。
市民にとっては一体的な河川工事と映るが、行政的には予算の関係で区別する必要があるのだろう。
助成区間の北白土側は河川敷に畑が広がっていた。岸辺のヤナギの大木が切られ、畑の土砂が取り除かれた。あるときには畑の跡に軽トラが現れて驚いた=写真。
それに先だって行われた新川合流点から河口まで、助成区間外の工事は、やはり伐木と掘削が主だった。今は右岸・山崎地区で護岸工事が行われている。
左岸の塩地区は河川敷も狭く手つかずだが、ここも令和6年度以降、掘削工が行われる予定になっている。今回やっと、わが生活圏の事業の概略が頭に入った。
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