2023年11月14日火曜日

「閑中忙」

                     
  「忙中閑」ならぬ「閑中忙」である。ふだんは「毎日が日曜日」の気ままな暮らしだが、たまに区内会その他の用事が入る。10月にはそれが集中した。11月も尾を引いている。

いわき市の文学賞「吉野せい賞」の選考委員をしているので、それに関する集まりや記者会見、表彰式が9~11月と、飛び飛びにあった。

区内会関係の行事もときどき入ってくる。シルバーリハビリ体操体験会、秋のいわきのまちをきれいにする市民総ぐるみ運動、あるいは青少年育成市民会議の講演会聴講や歩こう会の開催、公民館清掃など。

所属しているいわき地域学會の市民講座を聴きに行き、いわき昔野菜保存会から役員会の連絡がくる。こちらも出席するつもりでいたが、急に背中がザワッとしてきたので欠席した。

行事の合間にわが家の風呂と夏井川渓谷にある隠居(台所)のガス給湯器を取り換える、銀行へカネを下ろしに行く、入院した義弟の面会に通う――というわけで、前の晩には必ず翌日の予定をメモしておく。

カミサンが出かけるときはアッシー君をして、店と家の留守番をする。先日は、ランチを兼ねた女子会があり、フランス帰りの同級生からお土産をもらったという。

南仏・カマルグ産の天日塩=写真=で、容器には「フルール・ド・セル(塩の花)」と書かれていた。日本の食塩よりはやや粒が大きいような印象がある。なめると甘みもある。

先日、ブログで「常磐もの ひらめの陣」を紹介した際、家でもできるものとして、ヒラメのカルパッチョに触れた。

ヒラメの刺し身を買ってきたら、それを何切れか利用する。そのとき、オリーブ油やスパイスだけでなく、この「塩の花」もパラッとやる、というのもありだろう。

さてさて、11月12日投・開票の福島県議選では地元の投票所の管理者を仰せつかった。投票日当日は朝6時半集合で、午前7時の投票開始から午後7時終了まで、会場に缶詰めになった。

2021年9月のいわき市長選では、2人いる投票立会人の1人として、同じ投票所に張り付いた。

投票が終わると、管理者と立会人の2人で総合体育館へタクシーで投票箱を搬送し、同じタクシーで投票所近くの駐車場まで戻って自分の車で帰った。今回も全く同じ流れで投票箱を届けた。

投票所管理者も立会人も「選挙で知り得た情報」については「守秘義務」がある。しかし、会場設営についてはそのつど課題がみえてくる。

出口までの距離を短縮するためか、今回は入り口と同じ西側に出口を設定した。出入り口は当然、どちらも開放されている。

よりによって気温が急低下し、冬のような一日になった。ジェットヒーターが2台作動していたが、目いっぱいの防寒対策をしても出入り口から入り込む寒気はこたえた。

段差の問題は介添えをしてカバーするしかない。冬は戸の開いた施設で寒風を遮る工夫ができないものか。投票事務に従事する職員がかわいそうでならなかった。

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