2023年11月29日水曜日

21世紀の森公園

                     
 月曜日(11月27日)の朝、高校生の孫を21世紀の森公園へ送り届けた。いわき市内の3施設を会場に、福島県の高校サッカー新人戦が行われている。自チームは負けたので、大会の裏方として試合を支える側に回ったという。

 会場は21世紀の森公園内にあるハワイアンズスタジアムいわき、アロハフィールドと、海岸部の新舞子フットボール場で、11月25日に開幕し、26日の2回戦を経て、27日はアロハと新舞子の2会場で準々決勝4試合が行われた。

 21世紀の森公園にあるのはいわきグリーンフィールド、多目的広場だが、ネーミングライツ事業としてパートナーを募った結果、10月1日から「ハワイアンズ――」「アロハ――」の愛称で呼ばれるようになった。

 21世紀の森公園へは行った記憶があるが、公道からの入り口も施設配置もよくわからない。グーグルアースで場所と道順を頭にたたきこんで出かけた。

 同じようにして、先日、常磐・湯本温泉側から同公園へ向かうルートを確かめた。

 いわき地区高校PTA連合会の調査広報委員会に呼ばれて、いわきゆったり館(常磐)で「伝わる文章」をテーマに話をした。

 以前、ゆったり館へ行ったルートが見当たらない。代わりに、石炭・化石館の近くにある立体橋から丘陵側(21世紀の森公園側)に新しい道路が延びていた。

この道路の湯本トンネル=写真=を抜けて交差点を右折すると、すぐゆったり館へ着く。これもグーグルのストリートビューでおさらいした。

 湯本トンネルはいつできたのか。ネットの情報によれば、平成28(2016)年7月に開通している。

立体橋は前からあったが、今、市民が利用しているのは、トンネルと同時に新しく建設されたものだった。

 震災前は老舗の温泉旅館でちょくちょく飲み会が開かれた。電車で出かけた。飲み会が途絶えてからは足が遠のいた。

 それで、てっきり立体橋は昔のままだと思っていたが、違った。湯本のまちの変化に追いつけないでいた。

 新しい立体橋とトンネルは、常磐線湯本駅・湯本温泉街と21世紀の森公園を直結する。

たとえば、同公園にあるいわきグリーンフィールド(ハワイアンズスタジアムいわき)で、J2に所属するいわきFCのサッカー試合が行われると、常磐線で来市した相手チームのサポーターは、湯本駅・温泉街~立体橋・トンネル経由で21世紀の森公園へ向かう。これが最短距離だという。

プロのサッカーチームが誕生して以来、ファンには21世紀の森公園を起点にした地図ができた――そのことをやっと、孫のアッシー君を務めて実感した。

 湯本温泉街もまた、温泉とサッカーを掛け合わせた回遊性に磨きをかけるときがきたのかもしれない。

外国暮らしが長い友人の話を受けていうのだが。湯本のマチは脱クルマ、「車がなくても楽しめるマチ」になり得る可能性がある――そう思う。

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