庭に出るとヒイラギの花が咲いていた=写真。まだ若木だ。葉のへりはトゲっぽい。2008年11月7日のブログでこの花を取り上げていた。それを再掲する。
――上着を1枚多くはおり、手袋をする。マスクをした女性もいる。10月下旬になると急に目立ち始めた、早朝散歩の人のいでたち。私も重ね着をし、手袋をはめて出かける。
小春日の夜は放射冷却が進んで、明け方、グッと冷え込む。西高東低の気圧配置になると、閼伽井岳おろしがもろに夏井川の堤防を駆け抜ける。「重装備」をしないと散歩がきつくなった。これからもっときつくなる。
11月に入ってすぐ、ジョウビタキの雄に遭遇した。白く大きなコハクチョウは「冬の使者」として分かりやすく、写真にも撮りやすい。
でも、ほんとうに秋の深まりを実感するのは、体の小さなジョウビタキやツグミの姿を見たときだ。
いよいよ冬を迎えるのか。健気にも中国やサハリンから渡って来た小さな冬鳥のジョウビタキに、毎年そんな感慨を抱く。
街路樹も、庭木もまだ葉をまとっている。が、若いユリノキやカキ、ウメ、夏井川の対岸のニワウルシは、早くも裸になった。ソメイヨシノの幼樹も葉を落とした。ヒイラギは逆に今が開花時期。白い小さな花をつけている。(略)
カワウかウミウかは定かではないが、ウが何羽も国道6号バイパスの夏井川橋を越えて上流へやって来る。やな場のすぐ上を漁場にしていることが多い。
やな場を越えたサケが力を使い果たしてへとへとになっている。もっと上流、平市街地の東端・鎌田でも、人道橋からサケが浅瀬をさかのぼっていくのが見える。
さすがのウも、サケを丸のみにはできまい。が、毎日漁をしてもしきれないほど魚がいるのだろう。
水深が浅いから潜水姿がよく見える。いつか写真に撮りたいと思っても、わがウデでは無理。眺めるだけにしておく。
やな場には息絶えたサケが何匹も打ち上げられていた。寒気が強まると、ますますコハクチョウの数が増える。
ヨシ原の奥、やぶの中で「グゥッ、グゥッ」と鳴いているのはキジに違いない。地鳴きはまるで野太く濁った鶏の「コッコー」だ。モズの高鳴きだけではない、これも晩秋の野の音。深まりゆく秋のスケッチである――。
15年前の岸辺の光景だが、令和元年東日本台風のあと、河川敷の立木と土砂撤去が進み、このブログにあるような動植物の姿は激減した。
気象も15年前より温暖化が進んだように感じる。暑い夏と秋のあと、急に冬らしくなったと思ったら、きのう(11月27日)は最高気温が山田で17.5度になり、きょうは小名浜で20度の予報だ。
6畳二間の暖房は、石油ストーブ1台では足りない。日曜日(11月26日)にもう1台、石油ファンヒーターを出した。
とたんに気温が急上昇した。着るものを増やすか減らすか、家にいても悩ましい。風邪は万病のもと。それだけは避けねば。
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