師走も大みそかに近づいたころ、おおよそ次のような文章をブログに載せた。
――若いときと違って、老体には寒さがこたえる。子どものころからの冷え性で、外に出るとすぐ指先がかじかむ。ふとんにもぐりこんでもつま先は冷えたままだ。
この冬初めて、家にある湯たんぽを引っ張り出した。それだけではない。ズボン下のほかに、上は毛糸のチョッキ、おちょんこ、薄いジャンパーも部屋着にしている。
暖房は石油ストーブに、時折、ヒーターを加える。ストーブだけだと室温が20度を割ることがあり、ヒーターを付けると逆にすぐ30度近くになる。
早朝は寒さがこたえる。布団を離れると、パジャマの上に外出用の厚手のジャンパーをはおり、ストーブに火をつける。こたつの下の電気マットをオンにする。
毛糸の帽子をかぶって、玄関の戸を開け、新聞と牛乳を取り込む。帽子がないと、たちまち頭部を寒気が襲う。
うがいも、のどを潤すのも、水ではなく、温水器を通したぬるめのお湯を使う。水だと冷たすぎて歯茎が反応する。食器を洗うのも、秋の終わりのころからお湯に切り替えた――。
秋が過ぎて冬を迎えたころの私の「防寒対策」だ。ひと冬が過ぎた今は、春に向かって逆のことをしている。
まずはおちょんこを脱ぎ、別の日はズボン下と別れる。それからほどなく湯たんぽをはずす。
ここ数日は日中、石油ストーブを消している時間が長くなった。ヒーターはむろん使わない。
食器を洗うのは、まだ水よりはお湯が多い。うがいは逆だ。だんだん水道水が多くなった。
これら一連の切り替えは、頭ではなく体が求めてのことだ。彼岸の中日あたりからそんな感じになってきた。
靴下も冬靴ではむれることがある。通気性のいい夏靴を思い浮かべることも増えた。
とはいえ、後期高齢者になってからは寒暖の変化がこたえる。体に熱がこもって毛糸のチョッキを脱いだら、翌日は急に寒くなって背中がスース―する、といったことがある。
衣服の選択は難しい。いや、慎重になったというべきか。若い人と違って一気に衣替えをすると、あとで風邪を引いたりする。
季節の移り行きを感じるのは天気ばかりではない。3月25日は、晩酌をしていると、ハエがどこからともなく現れて、食べ物にとりつこうとした。
さすがにそれは困るので、手で払うと当たって食卓に落ちた。まだ動きが機敏ではない。
この日、役所で集まりがあった。昼近くに終わって帰宅する途中、ツバメを思い出して夏井川の堤防に出た。案の定だった。今季初ツバメが車の前を横切った。
26日は朝、茶の間のカーテンを開けて庭を見ると、プラムが白い花をつけていた=写真。
春分の日のあと、山田町では22、23、25日と最高気温が20度を超えた。それで一気に開花したのだろう。
部屋のストーブは朝9時を過ぎると消された。が、夕方5時過ぎには首筋がひんやりしたので、火をつけた。朝晩はまだ寒い。
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