2025年3月12日水曜日

島の本2冊

                     
 いわき市の図書館が情報システムの機器更新を終えて再開された。再開最初の本として、新着図書コーナーから島の本を借りた。

 東京地図研究社『大人のための離島探訪』(技術評論社、2025年)で、次に行くと今度は加藤庸二『島の図鑑――歴史と文化でたどる日本の有人島』(社光邦、2025年)があった。それも借りた=写真。

 御典医桂川家に生まれた今泉よねが、幕末の江戸の様子や自分の家族、家に出入りをしていた洋学者らを回想した本がある。

『名ごりの夢――蘭医桂川家に生れて』(平凡社ライブラリー、2021年)で、中に伊豆諸島の一つ、御蔵島のシイタケの話が出てくる。

御蔵島をよく知りたい。まずは『離島探訪』をパラパラやったのだが……。載っていない。で、『島の図鑑』を手に取ったらあった。

島がそのまま村になっている。人口は323人。ツゲやシイノキの大木がある原生林の島だという。シイタケが自生するわけだ。

それはともかく、島についてはよくわからないところがある。本によっては有人の御蔵島でさえ載らないのに、無人のいわきの照島は載るはずがない?

前に疑問に思ってブログを書いたことがある(2023年4月9日付)。それを抜粋・再掲する。

――国土地理院が35年ぶりに日本の島の数を見直した結果、これまでの6852から1万4125に倍増した、と発表した。

測量技術が進歩したこと、地図の電子化で正確に把握できるようになったこと、などが理由で、周囲長0.1キロ以上の陸地を判断の対象にしたという。

 そもそも「島」とは何だろう。ネットで調べると、「水域に囲まれた陸地」とある。それだけではない。海洋法に関する国際連合条約では、「島とは、自然に形成された陸地であって、水に囲まれ、高潮時においても水面上にあるもの」をいうそうだ。

 島の数を見直した結果、福島県の島は13から18になった。「島」より「小さな島」というイメージで「岩」や「磯」などの名が付けられた「島」もあるそうだ。

それらを含めても、県内にはどんな島があって、どんなところが新たに島とみなされたのか、わが検索レベルではさっぱりつかめない。

いわき市の島といえば、照島である。東日本大震災で崩落し、台形から三角形に近い形になった。

久之浜の波立海岸には「弁天島」がある。電子地図にはしかし、名前は出てこない。島とみなされていないのだろうか。福島の18の島はいったいどこにあるのか――。

 福島の「島」に関する疑問は今回も解けなかった。「島」の定義の範囲外ということなのだろう。

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