きのう(3月23日)、小学校の卒業式が行われた。毎年、学区内の区長や民生委員などが招待される。小学校の入学式と卒業式だけは出るようにしている。
区長になって5年、地区球技大会や体育祭で保護者とかかわり、それで知った子どもがいる。子どもはむろん、こちらを知らない。私もふだんは忘れている。
が、たとえば足が速い、ということで、毎年体育祭のリレーに出てくる子がいる。元陸上競技部の人間としては、卒業する年になったのか、中学ではぜひ陸上を――なんて勝手な感慨が浮かぶ。
もう一人。知人の孫で、たまたま卒業式の前日、学校に頼まれて回覧資料をわが家へ持って来た子がいる。応対したカミサンに呼ばれて初めて話した。母親(知人の娘)も小さいときから知っている。三世代のつながりだ。
東日本大震災の1年後――2012年4月、子どもたちは小学校に入学した。それから6年間、いろんなことを学んで成長し、次のステージへと踏み出した。
小学校の卒業式は年度最後の学習発表会なのかもしれない。卒業生が在校生代表の5年生とエールを交換する。ともに校歌を歌い、5年生は「ビリーブ」を、卒業生は「さよならは言わない」を歌う。知人の孫が「さよならは言わない」を、別の子が校歌をピアノで伴奏した。それも成長したあかし。
今年(2018年)初めてはかま姿の女の子を見た。よその学校でもはかまの子がいたことを、夕方のテレビと夕刊で知る。はかま姿の子がいて、いちだんと厳粛さが増したようだった。
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