日曜日(8月20日)に夏井川渓谷の隠居へ行くと、隣の「錦展望台」近く、県道のガードパイプに「工事予告」の看板がかかっていた=写真。
場所は、隠居のある小川町上小川字牛小川から7キロ先の同字高崎地内で、道路補修工事のため全面通行止めになることがある、というものだった。
「7キロ先の高崎地内? ああ、あそこだな」。最近、谷側の道路が一部、陥没したところがある。その補修工事だろう。
7月下旬のブログで陥没事故が起きたことを書いた。おさらいの意味で、要約・再掲する。
――川の流れからいうと、山地の夏井川渓谷を過ぎて、平地の扇状地へと抜ける、その接続部といってよい。
山は迫るが、渓谷の急な崖と谷はゆるくなり、尾根が低くなって平地に滑り込むあたり、谷側の県道が何メートルものコンクリート護岸で守られているところがある。
その護岸を残したまま、道路の一部が陥没し、谷側の車線に転落防止柵と仮信号機が設けられた。
それに気づいたのは7月前半の日曜日、夏井川渓谷の隠居へ出かけたときだ。その1週間前の日曜日には何ともなかったから、わずか数日の間に異変が起きたことになる。
谷側のガードレールと路肩はなんともない。道路からは見えないが、コンクリート護岸のどこか、下の方が破損して道路内部の土砂が流失したか。しかし、それもよくわからない――。
県道小野四倉線は渓谷の幹線道路である。山側は崖、谷側も崖になったり、川と同じ高さで並走したりしているため、絶えず落石や倒木、冠水、護岸崩落などの危険がある。
隠居までの間に、陥没個所とは別に護岸の一部が崩れてカラーコーンが置かれているところが2カ所ある。
1カ所は一時、工事が行われたが、またカラーコーンだけになった。なんとも中途半端な補修工事だった。
それに比べたら、高崎の陥没事故は緊急性が高い。素人目にもそれはわかる。放置したらさらに陥没範囲が広がりかねない。というわけで、補修工事が始まることになったのだろう。
期間は8月28日から9月9日(予定)までの13日間、時間は朝8時半から夕方4時半までで、この間に30分間、全面通行止めになる時間帯がある――そう読める看板だった。
ただ、看板には「30分/回」とあるだけで、「回」が1回だけなのか、複数回なのかははっきりしない。複数回なのかもしれない。
そもそも陥没事故の広報がなかったので、週末だけの「半住民」にはなぜそうなったのかがつかめない。ま、予定通り工事が終われば、それも解消されるわけだが。
1 件のコメント:
安全な2車線道路の新設を望む。
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