75歳になったので、無料の歯科口腔健康診査をどうぞ――そんな通知が届いた=写真。80歳も該当するらしい。
抜歯した親知らずの1本を除いて、まだ自分の歯だ。が、なんとなく違和感を覚える歯が複数ある。
違和感が痛みに変わらないよう、朝だけでなく寝る前にも歯磨きをするようになった。ときには昼も、練り歯磨きなしでブラシを当てるようにしている。
右上の親知らずを抜いたのはいつだったか。震災後もかかりつけの歯科医院を利用したことはある。が、抜歯はその前だろう。
60歳になり、70歳になっても自分の歯はあるものだと思い込んでいたが、どうもそうではないらしい。
後期高齢者になったとたん、異変に気づいた。右下の親知らずに穴があいた。歯茎に近いところに違和感があったので、舌でまさぐっていたら気づいた。同じ歯の上の方にも穴があいていた。
右上の犬歯にも内側に穴があった。なんということだろう。痛みを感じるところまではいっていないが、放ってはおけない。
心臓由来の血栓による脳梗塞と同時に、抗凝固薬(血液サラサラの薬)の長期服用による出血を防ぐための手術を受けた。
8月下旬にはおそらく、担当医からかかりつけ医院への復帰をいわれるはずだ。そうなったら、若いときから通っている歯科医院に連絡して、検査と治療を受ける。
「年とともに筋力や心身の活力が低下していくフレイル(虚弱)。放置していくことで介護が必要な状況になっています。早く気づいて対処することで、元の状態に戻るのもフレイルの特徴です」
「口腔」の働きの衰えが「オーラルフレイル」で、それはフレイルの早期の特徴でもあると、歯科健診を勧めるチラシにあった。
虫歯や歯周病の有無を検査するだけではない。口腔の機能も含めたさまざまな検査を実施するという。
脳梗塞と出血のリスクを抑えたら、次は歯だ。しかし、違和感を覚えるのは歯だけにとどまらない。
歯の検査と治療が終われば目。パソコンと向き合いすぎているせいか、今の遠近両用のレンズではピントの合わない領域が拡大した。
それに、レンズのコーティングもはがれて、視界全体が少し汚れたように見える。歩くときには眼鏡をはずした方がすっきりする。レンズを交換しないといけないようだ。
そのあとは……耳か。若いときから右耳は難聴気味だった。このごろは、トンチンカンな受け答えが増えてきた。
あるとき、テレビを見ていて、「ジョウトウク」という言葉が耳に飛び込んできた。「城東区? どこにあるんだろう」。すると、わきから「ジョウトウクではなく、京都府!」といわれた。そんなことが多くなった。
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