地区の体育祭は例年、9月最初の日曜日に行われる。今年(2024年)は1週間前倒しで、8月25日の日曜日に行われた=写真。
理由は9月1日告示、同8日投票でいわき市議選が行われるからだ。つまり、4年に一度はそうなる。
会場は小学校の校庭で、雨になれば「1週間延期」が慣例だが、今年は打ち合わせの時点で「中止」に決まった。
前は8月後半から9月前半の天気をあまり気にしないですんだ。ところがこの10年ほどは天気だけでなく、人集めでも苦労するようになった。
体育祭に言及した2015年のブログによると、この年も気象は今年に似ていた。以下はその要約・抜粋。
――月遅れ盆あたりから雲行きがあやしくなった。体育祭の前1週間は、やはり天気予報が気になる。さいわい体育祭は9月6日の日曜日、無事に開かれた。
地区には八つの行政区がある。わが区では区と子どもを守る会のメンバーとが合同会議を開き、守る会に団体競技の出場メンバーを一任する。
出場メンバーのうち、主力の家族は体育祭が延期になると参加が難しい、というケースがある。守る会も選手確保には頭を痛める。
区の役員にとっても体育祭が開かれ、反省会が終わるまでは気が抜けない。その反省会も様変わりした。
私ら年寄りはカツオの刺し身がごちそうだが、40~20代の若い人たちは、「カツ刺し」よりは鶏の「から揚げ」に手が伸びるようだ――。
それらを含めて振り返ると、この10年余で変わったのはまず気象だろう。今年は8月に入ると、雨季を連想させるような天気が続いた。台風の心配も増えた。
月遅れ盆の精霊送りがそうだった。体育祭も雨が心配だった。どちらも結果オーライになったものの、いつかは雨にたたられるのではないか、そんな不安がよぎる。
体育祭が雨で延期になれば、区のテントの撤収・張り直しと大変な労力が必要になる。2014年がそうだった。
そして、もう一つ。毎日うだるような暑さが続く。「熱中症特別警戒情報」が発令されたときにはどうするのか。雨ではないからといって開催するのか。
やはり、熱中症予防のための「延期」ないし「中止」も視野に入れないといけなくなったのではないか。
選手集めは今年も知り合いの元守る会会長さんに一任した。というのは、守る会そのものが解散してなくなったからだ。
子どもが少ないということは、親が少ないということでもある。そして、年寄りが増えた。少子・高齢社会が地域の実情で、体育祭の花形だったリレーもそれですでに廃止になった。
団体競技の玉入れや綱引きは男女・年齢の制限がなくなった。それでも一時は人数確保が難しかったという。
そういうわけで体育祭そのものがプログラムの縮小から正午前に閉会するように変わった。反省会も選手たちの要望でなくなった。
わが区はしかし、参加すると強い。綱引きは完敗したが、安全運転は1位、玉入れは2位で、総合では準優勝になった。勝てばやっぱりうれしい。
0 件のコメント:
コメントを投稿