2008年3月31日月曜日

春の冠雪


いわきの山はうっすら雪化粧をしても、太陽が顔を出せばたちまち素顔に戻る。平の市街地からだと、水石山(みずいしやま)の頂上に少し雪が残っているな、と分かる程度だ。

で、今日(3月31日)。市役所では退職職員が冷たい雨の中を、後輩に見送られながら去った。別れの様子を想像しながら机に向かっていると、なにやら雨がやんだ気配。

正午に窓から外を眺めたら、驚いた。雲が切れて山並みが見える。その山並みがうっすらと雪をかぶっている。冬にさえ見られなかったほどの雪の量だ。

確かに今朝は寒かった。冷たかった。それで、朝の散歩は雨を理由に休んだ。

街への行き帰りに通る平塩の夏井川そばのソメイヨシノも、今朝は白い花びらをちらりと見せてはいたものの、雨に濡れて、かじかんで、つぼみを開くまでにはいかなかった。

雨と山の冠雪と、年度末と。退職市職員諸氏には忘れがたい「最後の日」になったことだろう。

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