2019年7月29日月曜日

「晴れのちドライブ」

台風崩れの熱帯低気圧が東の海上へ去ったきのう(7月28日)朝。予報より早く雨が上がったので、午後の予定を繰り上げて、8時半には夏井川渓谷の隠居へ出かけた。
水曜日(7月24日)にキュウリを摘んでから4日たつ。数は少ないだろうと思っていたら、2株に、25センチから10センチほどの未熟果まで、10本が生(な)っていた。未熟果はあと3日おくと20センチ以上に肥大する。未熟果でも残しておくわけにはいかない。花もいっぱい咲いている。また3日後には取りに行かないと――。

三春ネギの土寄せをした。今年(2019年)は苗の生長が早かったので、例年より半月ほど早い4月下旬に定植した。そのときには約300本あったのが、梅雨に入ると日照不足と湿気がたたって、半分以上がとろけた。きのう数えたら100本もない。

でも、予報には太陽のマークが並んでいる。きのうも土いじりを始めると、太陽が顔を出した。日照不足と多湿にも一区切りつきそうだ。東北南部の梅雨も間もなく明けるのではないか。

2時間ほど土いじりをすると、やることがなくなった。カミサンが昼食のために「山の方へ行こう」という。年に何回か発作的に「山里巡り」をするが、今回は街にも用事がある。隠居の対岸の山陰、川前から天空の差塩(さいそ)を越えて上永井に下り、農家そば屋=写真上=で野菜てんぷらそばを食べた。

それから街へ戻り、カミサンが買い物をすませると、またやることがない。暑い家に帰るよりは涼しいところへ――。

薄磯海水浴場=写真下=に寄ったあと、震災後に新しくできた高台団地のふもとに、これまた震災後、防波堤のそばから移転新築した喫茶店「サーフィン」で一休みする。ママさんがカミサンの顔を見るなり、「けさ、あんたが来るんではないかと思った」という。ママさんはパッチワークをやる。その縁でカミサンとは震災前からの知り合いだ。ママさん手づくりの小物入れをもらったようだ。
日曜日、久しぶりの太陽に誘われて、山へ行き、街へ戻り、海辺に立った。なにかへのうっぷん晴らしのような、「晴れのちドライブ」。さすがに、いわきは広い。

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