きのう(7月29日)は朝10時から、行政区内の事業所回りをした。9月1日に行われる神谷(かべや)地区市民体育祭の協賛金をいただくのが目的だ。
1週間前、趣意書を持って回ったときには、小雨が降っていた。きのうは雲が多かったものの、太陽が照りつけ、事務所を出るたびにタオルで汗をぬぐった。
おとといから、むくむくと入道雲がわくようになった=写真。「1週間前は雨傘だったけど、きょうは男でも日傘をさしたいくらいだね。入道雲は、子どものときにはワクワクしたけど、こうやって歩くときにはげんなりする」。相方の副区長兼会計さんもうなずく。
ざっと1時間、11時には事務所回りが終わった。家に帰って汗みどろの体を風呂に沈める。それから、茶の間でノートパソコンを開け、届いている情報をチェックする。
いわき市の防災メールに仰天した。昼以降のニュースでもやっていた。気象庁が「福島県記録的短時間大雨情報」を発表した。「いわき市南部付近では、29日午前11時までの1時間に約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられる」という。ただごとではない。
ところが、である。ツイッターやフェイスブックには、南部の“大雨現場”からの情報が全くアップされない。そのうち、とまどうような情報も載った。
夕方、いわきの南部に住む知人にフェイスブックを介して連絡した。1人は「たぶん田人の奥の方では。少なくとも勿来では降ってないです」。もう1人は「田人でも荷路夫ではある程度降ったようですが、大した雨ではなかったと。民家が全くない山間で降ったのでしょうか」。ピンポイント的に豪雨になったのかどうか、地元の人間でさえ「ん?」となるような「1時間に100ミリ」情報だった。
ニュース(気象庁発表)と現実の、この乖離――。注意を喚起するという点では意味があるのだろうが、生活者の実感からすると、かえって戸惑いを助長するだけではなかったか。
大学生と高校生の“孫”の父親が、「いわきが『警戒レベル4相当:いますぐ避難』の速報があったとかで、「こんなにポコポコ出してたら狼少年になっちゃいそう」とフェイスブックでつぶやいていたが、今回は特に現実との落差が「ん?」すぎた。精度を上げるためにも、気象庁はいわきの記録的短期間大雨情報を検証してみてはいかが。
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