おととい(6月4日)、花の写真を撮っているうちに、腕が葉に触れてぬれた。冷たかった。見ると、葉のへりにいっぱい水玉ができている=写真下2。
「葉つゆ」というそうだ。露地植えのキュウリは活着すると根を深く張る。潅水(かんすい)しなくても、次第に葉つゆが増えるようになる。ただし、生長点(芯)からすぐ下あたりの葉ならともかく、ずっと下の方まで水玉がつくようだと水分が過剰らしい。
夏井川渓谷の隠居の菜園に植え付けたキュウリの苗は、今年(2020年)はどういうわけか育ちが悪い。3株のうち2株の子葉が枯れ、残る1株も全く育たない。あとから2株を買って植えなおした。
キュウリに限らないが、畑の作物は太陽と雨と風に包まれて、喜んだり、悲鳴を上げたりしている。そのうえ、キュウリにはウリハムシが付く。植えなおして1週間後には、もう葉がスカスカになっていた。ちゃんと育つか心配だ。
隠居へは日曜日にしか行かない。毎日、自宅のキュウリを観察していれば、隠居のキュウリの様子が想像できる。隠居でも大きく育ったキュウリの葉は早朝、水玉ができていたのだろうか。去年までは、葉つゆのことなど考えもしなかった。
おとといは自宅のキュウリの潅水を休んだ。きのうの朝は、それで葉が少ししおれ加減だった。葉つゆはもちろんない。根元も乾いている。いつもの半分だけ水をやって、あとで見たら、少し葉の張りが戻ったようだった。
午後は、室温がついに30度を超えた。扇風機も初めてかけた。軒下のキュウリはなんとかがんばっているが、隠居のキュウリはカンカン照りのなかであえいでいるのではないか。
プロのキュウリ農家は毎朝、早朝の葉つゆの状態、生長点(芯)や通路の湿り具合を見るそうだ。素人は素人なりに観察を続け(その時間はこのごろたっぷりある)、特に葉つゆのチェックを欠かさないようにしないといけない。けさは、葉つゆはなかった。ゆうべの雨を受けて、下の方の葉の表面が少しぬれていた。
ちなみに、隠居のキュウリ苗と自宅のキュウリ苗は、買った店も値段も違う。自宅のキュウリ苗は少し高くて、葉もしっかりしていた。その差が生長のスピードの差となってあらわれたか。あした、隠居へ行って、真っ先にキュウリの様子を見る。
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