2023年1月24日火曜日

冬の底の春

                      
  きょう(1月24日)あたりからこの冬一番の寒波が襲来する。二十四節気のひとつ、「大寒」(1月20日)を過ぎたばかりだから、寒波がこなければ冬は底を打たない、とは容易に想像がつく。

というのも、この冬は、師走後半に少し強い寒波がきたあとは、穏やかな日が続いた。夏井川渓谷の隠居にあるネギ畑も、カチンカチンに凍ることはない。

1月22日の日曜日は、隠居の室温がマイナス5度とかなり冷え込んだが、水道管が凍結することはなかった。

ネギのうねは表面がほんの少し凍った。草には霜が降りていた。が、スコップはすんなり入っていった。

渓谷の手前、小川町の高崎では、道路沿いの白梅が満開だった=写真上1。平地では紅梅も咲き出した。

白梅は高崎止まりだが、ヤブツバキはどうか。先週までは高崎で開花前線が止まっていた。この日、初めて渓谷のど真ん中、江田を通り越して椚平で花を確認した。

畑に生ごみを埋め、ネギを収穫したあと、いつものように敷地の境界に積み上げた剪定枝をチェックする。エノキタケは出ていない。

あきらめて石垣沿いに下の庭を歩いていると、プラムの切り株に茶黒いキノコが出ていた。すでに老菌化したものもある。

根元から摘み取ると、柄が少し茶色っぽい。エノキタケだ。切り株を取り囲むように、束になって出ていた。それを収穫した=写真上2。

さっそく、隠居に置いてある新書サイズの『いわきキノコガイド』(いわき市観光協会、2001年)で、エノキタケの特徴を確かめる。

柄は黄褐色で硬くしかっかりしており、表面は短毛に覆われてビロード状である。下部は黒褐色である。株になって発生する優秀な食菌。冬季、このような茶色い株立ちキノコはない――。

記述と一致しているので、持ち帰って水につけ、ゴミと砂を取り除くと、傘にぬめりが出てきた。いよいよ間違いない。

毎朝、わが家では味噌汁に市販のナメコが入る。きのう(1月23日)はナメコに代わってエノキタケが入った。味や食感はナメコとそう変わらない。

さて、最強寒波が過ぎたあとの、日曜日(1月29日)はどうなっているか。隠居の水道管は、畑は? それで冬が底を打てば、ソメイヨシノも休眠を打破される、と思ってあれこれネットで調べてみた。

まずは今年(2023年)の桜(ソメイヨシノ)の開花予想だが、東京は3月22日、仙台は4月8日だった(日本気象株式会社)。

ソメイヨシノは秋から冬にかけて、一定の低温(マイナス5~15度)にさらされると、春が近づいていることを感知して覚醒する、つまり休眠が打破される。それからは生長期間に入り、春先の気温上昇に伴って開花へ向かう。

休眠打破、あるいは開花までの計算式はあるらしいが、よくわからない。ともかく、いわきのソメイヨシノは今、花芽が覚醒したか、覚醒する時期にあるのは間違いないようだ。

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