きのう(1月29日)のブログをこんな文章でしめくくった。「小川の平地は雪がなかったといっても、その先はわからない。坂道があり、日陰がある。きょうの日曜日(1月29日)は、夏井川渓谷の隠居へ行くのをよして、街でいろいろ用を足すことにした」
ブログをアップしたのは午前3時すぎだった。二度寝をしたあとパソコンを開いてネットにつなぐと、小川の知人がフェイスブックにこんな情報を寄せていた。
知人は二ツ箭山麓の国道399号沿いで「カエルかえるカフェ」を開いている。同カフェ界隈はまったく雪が降らず、金曜日の夜はいつもの通り星が見えていた――。
小川でも標高の高い山麓だ、星が見えていたとなれば、やはり小川は平地だけでなく山地も晴れていたのだ。
この情報に背中を押された。隠居は、水道管が凍結・破損して、台所が水浸しになっていないか。前にそうなったことがあるので、急きょ、車を走らせた。
その「路面状況報告記」である。結論からいうとまったく問題がなかった。家を出る前、注意しないといけない場所が、ここ、あそこと、次々に頭に浮かんだ。
たとえば、平・上神谷の先(鎌田)の切り通し、同・大室の坂道。そこは南側の車線が日陰になっている。実際、ほんの少しアイスバーンになっていた。そのあとは、日陰でも、坂道でも路面は乾いていた。
平・中塩を過ぎて同・平窪に入ると、雪がひとかけらもない。同じ平でも神谷とは別世界のような印象を受けた。
そこからさらに小川町へ進む。ここも別世界だった。雪がない。高崎の先、「地獄坂」が判断のポイントになる。雪があればそこで戻る。しかし、ここも路面は乾いたままだ。
もう心配はない。金曜の夜は、渓谷は晴れていたのだ。江田を通り、椚平を過ぎたあたりから、道端に少し雪が見られた。隠居の入り口とそれに続く敷地も白かった=写真。
たまたま地元の区長が軽トラでやって来た。あいさつを兼ねて雪の状況を聴く。「この雪は金曜日に降ったの?」「そう」。なるほど。渓谷と平市街の中間にある小川が金曜の夜、星空だったワケが想像できた。
小川町が雪の空白地帯だったのは、たぶんこうだ。会津に降った「冬の雪」が中通りを超えて渓谷まで吹っかけた。その先には届かなった。それが一つ。
もう一つは、海から南岸低気圧の「春の雪」が来たが、それは平の鎌田山(神谷と平市街を分ける=大室の坂道)あたりでとどまった。
春の雪は、量的にはたいしたことがなかった。土曜日の太陽であらかた解けた。とはいっても、寒波による影響を考えないわけにはいかない。
問題は水道管の凍結・破損だ。破損したかどうかは、隠居の台所の水道管が凍っていたのでわからなかった。
温水器と洗面所の元栓は早いうちから閉めている。問題は、今までは無事だった本管がどうなったか。
寒気が緩んで氷が水に変わったとき、水が噴いたら……、「水道のホームドクター」に連絡しないといけない。寒気の底にある今はまだ「仮の安心」でしかないことを自分に言い聞かせる。
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