土曜日(1月28日)は、いったん3時過ぎに目が覚めた。玄関の戸を開けると、車が雪をかぶっていた。地面もあらかた白い。
あらためて朝日が昇ったころ、表に出る。歩道も白い。車のタイヤに圧雪された車道は、アスファルトがうっすら見える状態で凍っていた=写真上1。
そのあと、近所の歯医者さんがわが家の前まで歩道の雪かきをしてくれた。申し訳ない。そして、ありがたい。
太平洋側に位置するいわきは、春先、列島南岸を低気圧が東進するとき、雪になりやすい。今度もそうだった。
湿っぽい雪が少し積もった。2~3センチ。そんなものだが、気温が下がる明け方は、路面が凍結する。それで、坂道や日陰では通勤時間帯にスリップ事故が多発する。
拙ブログによると、平成26(2014)2月8~10日は、けっこうな積雪があり、スリップ事故が多発した。典型的な春先の雪の例として、9年前の文章を抜粋する。
――屋根に積もった雪が日中、ダンスをしている。あっちでドスン、こっちでドスン。太陽に暖められて、屋根を少しずつ滑って、せり出した雪の板が、自分の重みに耐えかねて落下する。
その音が東から、南から、西から聞こえる。2階の物干し場にもドスン、ドスン。茶の間の空気が揺れる、揺れる。
2月10日のいわき民報によると、8日未明から9日早朝まで降り続いた雪は、いわきの常磐・湯本で最大28センチに達した。「市内で記録に残る最深積雪28センチ(小名浜、大正5年1月)に匹敵し、98年ぶりの積雪となった」という。平地では“100年に一度”クラスの大雪だったわけか。
スリップ事故が多発した。いわき民報によれば、いわき中央・東・南3警察署管内で、2月8日正午から10日午前11時までに計103件の人身・物損事故が発生した――。
さて、今回は土曜日だ。いわき民報には「ノロノロ運転」や「雪かき」の様子はあっても、「スリップ事故」の記述はなかった。
ツイッターの情報を総合すると、海岸部と、それに近い内陸は白かったが、いわき駅前の中心市街地は、さほどでもなかったようだ。山間部と接する小川町の平地も雪はなかったと、わが家に来た人が言っていた。
いずれにしても、土曜日は太陽が路面の雪を解かし、半渇きになるまで車の運転を控えた。
巣ごもりをしていても寒い。毛糸の帽子をかぶり、ジャンパーを着ていると、金曜日に書いた。これは、石油ファンヒーターが、着火するとほどなく消えてしまうせいだった。
息子に、フィルターがほこりで目詰まりを起こしているのでは、と言われ、掃除したら復活した。毛糸の帽子も、ジャンパーも要らなくなった。
小川の平地は雪がなかったといっても、その先はわからない。坂道があり、日陰がある。きょうの日曜日(1月29日)は、夏井川渓谷の隠居へ行くのをよして、街でいろいろ用を足すことにした。
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