2023年1月6日金曜日

音声入力

                             
 1月2日は年始のあいさつを兼ねて、カミサンの実家(米屋)へ行く。義弟は親類の家へ年始のあいさつに出かける。

冬は「西高東低」の気圧配置になりやすい。太平洋側のいわきは、それで晴れる日が多い。が、風は冷たい。今年(2023年)の幕開けもそうだった。

 カミサンの妹が実家の近くに住む。営業日は毎日、実家の手伝いをする。2日もあいさつ回りの義弟に代わって留守番をしていた。

 私たちが合流したあと、カミサンのいとこの長男(といっても、私たちとそう年齢は違わない)が年始のあいさつにやって来た。

 義父のきょうだい(おじ・おば)は彼岸へ渡って久しい。親類はとっくに子ども(いとこ)に代替わりをしている。

 そのいとこたちも、ポツリ、ポツリとこの世から旅立つようになった。義弟によれば、年始のあいさつに行った先で、「〇×が亡くなってだいぶたつ」「〇×も亡くなった」といった話になった。

 おじ・おばのときと違って、いとこの代になると「知らせ」が届かないことがある。葬式のかたちも家族葬に変わりつつある。コロナ禍がそれに拍車をかけた。

 しかし、年始の顔合わせの場はそんな情報ばかりではない。テレビで箱根駅伝を見ながら、義妹がなにげなくスマホの話をした。

「パソコンで検索しなくても、音声入力で調べることができるんだから、楽よ」。私ら夫婦が共同で使っているスマホでも音声入力ができるという。カミサンも私も、「えっ」となった。

令和2(2020)年2月下旬、ガラケーからスマホに切り替えた。ガラケー自体、電話できればいいのだからと、簡単なものにした。スマホも同じだ。通話できればいいくらいの感覚で、夫婦で店員から説明を聴き、必要な初期設定をしてもらった。

そんな調子だから、音声入力の話は聞かなかった。文字入力はできる。やり方はノートパソコンと変わりがない。大きくて重いノートパソコンがてのひらに納まった感じだった。

それで十分と思っていたが、音声入力は文字入力より簡単、という話に飛びついた。ちょうど箱根駅伝の実況中継で「ごぼう抜き」という言葉が流れてきた。

カミサンが言われたとおりに、スマホのマイクのマーク=写真=をポンと押して「ごぼう抜き」と吹き込むと、「『ごぼう抜き』という言葉を広辞苑で調べると(略)」に始まって、意味や語源、由来などがズラズラ出てきた。

確かに、文字入力の比ではない、すぐ答えが現れる。賢さ=速さに感動しながらも、これではすぐわかってすぐ消える、自分の頭には残らないのではないか――そんな懸念もわいた。

ま、とにかく一つ、新しい使い方を覚えた、しかしそれにはあまり頼らないようにしよう。これが、今年最初の「学び」になった。

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