2023年9月5日火曜日

とにかく終わった

                    
  平・神谷地区の市民体育祭が日曜日(9月3日)、4年ぶりに平六小の校庭で開かれた=写真(神谷こども園の「スカイバルーン」)。区の役員としては、とにかく終わった、そうとしかいえない。

 事前の準備と連絡・調整、そして事後の片付け。とぎれることなく、やることが続く。そのうえ、厳しい残暑が収まらない。今回は「雨」による延期よりも「危険な暑さ」による熱中症が心配された。

このため、体育協会は学校の協力を得て1教室を「救護室」として借り受け、エアコンを作動させて万一に備えた。

 コロナ禍で中止を余儀なくされた間に、若い親の意識が変わったのか、親を取り巻く環境が変わったのか。わが区では今春、団体種目の主体となる「子どもを守る会」が解散した。

6月最初の日曜日には、やはり4年ぶりに地区球技大会が開かれた。主に保護者がメンバーとなって、男性はソフトボール、女性はバレーボールで優勝を争う。

このとき、早くも守る会解散の影響が出た。ソフトボールは棄権し、バレーボールは旧知の元守る会メンバーにお願いして、やっと人を集めた。

地域の少子・高齢化が顕在化してきた。子どもが少ないから、試合に出られる親も少ない。残りの大人はといえば、私を含めて体が動かない高齢者ばかりだ。わが区だけでなく、ほかの区も事情は同じだろう。

それを踏まえて、球技大会が終わったあとにこんなことを書いた。体育祭では地区対抗リレーなどはメンバー構成が難しいから、種目からはずすなどの工夫が必要ではないか――

わが地区の体育祭は今回が46回目だ。3年の中断をはさめば半世紀近い歴史がある。そのプログラムは、いわば右肩上がりの時代のまま引き継がれてきた。少子・高齢化時代にはそぐわないものもある。その象徴が、細かく年代・性別を限った対抗リレーだろう。

体育祭に先立つ7月の会合で、団体競技について議論が交わされた。この結果、リレーは「中止」、綱引きと玉入れは「年齢・男女制限なし」の20人、一輪車に大きなボールを何個か載せてリレーする安全運転は「30歳未満と30歳以上の男女各2人」の8人と決まった。

今回も人集めは球技大会のときと同じ知人にお願いした。それでなんとか大会当日までに人数が確保できた。

以前は昼食タイムをはさんで午後2時ごろまで開いていたのが、今回は団体競技だけでなく、ほかの種目も減らして、午前11時過ぎには全種目が終了した。「反省会なし・弁当なしでいい」とまとめ役から申し出があったので、ありがたく受けた。

以前よりは簡素化されたとはいえ、区の役員は若い人がおらず、男衆3人での準備や片付けはきつくなっている。

それもあって、閉会式後の「大抽選会」が終わると初めて、安堵と疲労感と暑さとで脱力状態になった。

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