2020年3月24日火曜日

カモシカが頭にすみついた

 きのう(3月23日)、ブログに夏井川渓谷で遭遇したニホンカモシカの写真をアップした。山側の道路際からこちらを見ている構図だったが、出合ったショックの大きさに比べると、1枚ではどうも物足りない。
 35秒ほどの間に、道路を横切り、立ち止まり、ガードレールのそばで再びジーッとこちらを見たあと、谷側の杉林に下りて姿を消すまで、9コマほどを撮った。午後4時ちょっと前、逆光のうえに車のフロントガラス越しだったから、色はよくない。ピントも甘い。

 ネットでニホンカモシカの生態に触れ、写真を見比べていたら、なんとか姿のわかる写真3枚を追加で見てもらいたくなった。生息数が増えて低地にも出没するようになったというから、もしかしたら夏井川渓谷にニホンカモシカがすみついたのではないか――そんなギモンも頭にすみついたので。

 写真は、上の2枚が道路を横切っているところ、下の1枚が道路を渡り切ってこちらを見ているところだ。2枚目の写真は、ウシ目(偶蹄目)らしい足の動きとかたちがおもしろい。人間と違って車への意識はない。右を見、左を見てから渡る、なんてことは当然しない。好奇心も強そうだ。警戒してこちらを見ているというより、この動くかたまりは何?といった感じで車を見ていた。
 わが「カモシカ体験」は限られる。2011年12月、阿武隈高地から舌状にのびる丘陵のふもと、草野小絹谷分校の近くの集落にカモシカが現れた。その写真を見せられた。それよりずっと前、夕刊のいわき民報社に勤めていたころ、平・閼伽井嶽にカモシカが現れ、ニュースにした記憶がある。

夏井川渓谷では去年(2019年)4~5月、友人がカモシカと遭遇している。いずれも間接情報で、この目でホンモノを見たのは初めてだ。

 できのよくない写真でも読み取れる情報はある。動物園で飼育されているニホンカモシカの成長記録が参考になった。真ん丸だった目が少し鋭くなる、角が2カ月くらいから少しずつ伸びてくる、半年で母親と同じくらいの大きさになる、親離れは1年後の春……。夏井川渓谷のカモシカはどの段階にあるのか。

角はまだ短い。顔は純白。去年目撃された個体との関係は? 同じでなければ新しい幼獣? 大きくは夏井川の支流・江田川=背戸峨廊(セドガロ)あたりから南方の険しい山々が生息エリア? 目撃された場所からして、ロックシェッドの近辺にカモシカの“けもの道”があるかもしれない。そう、生息を前提にしてあれこれ思いめぐらす楽しみが増えた。

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