2020年3月10日火曜日

“ヤドリギ”を撮りに

 おとといの日曜日(3月8日)。小雨がぱらついていた。夏井川渓谷の隠居へ行ってもやることがない。カミサンは行くのを嫌がったが、「望遠で“ヤドリギ”の写真を撮る」というと、ついて来た。
 渓谷の広葉樹は葉を落としている。半月前に行ったら、籠場の滝の近く、右岸に黄緑色をした球体が浮かんでいる。ヤドリギ? 普通のデジカメで撮ったが、拡大するとぼやけてよくわからない。望遠カメラなら少しはましな映像が撮れるだろう。試し撮りのつもりで、隠居へ着く前と、帰りにカシャカシャやった。拡大すると葉のかたまりのようだが、ずいぶん黄色みを帯びている=写真上1。

 渓谷ではヤドリギを見たことがない。この黄緑の葉の球体も、ヤドリギに似ているが、断定はできない。で、ひとまず“ヤドリギ”とチョンチョンを付けておく。

 ヤドリギの媒介者は冬鳥のキレンジャクやヒレンジャクだという。この鳥たちも渓谷では見たことがない(北国からやって来ても、気づかなかっただけかもしれないが)。それも、“ヤドリギ”とした理由だ。

 最後は、“山学校”の先生(いわきの湯沢陽一博士)らが編集・発行した『福島県植物誌』(1987年)に当たる。アカミヤドリギが、浜通りではいわき市田人町に分布する。アカミとあるから、赤い実をつけるヤドリギだ。方言については、会津は「ホヤ」、中通りは「ホヤ、モヤ」だが、浜通りの欄には記述がない。夏井川渓谷のそれがヤドリギなら、渓谷では初めての発生ということになる?
 この日はもう一つ、確かめたいことがあった。やはり半月前、知人が隠居の下の庭の枯れヨシを刈り払ってくれた。見通しがよくなった。土手と枯れヨシの境にフキが自生する。2カ所でフキノトウが立ち始めていた=写真上2。きのう朝、豆腐とナメコの味噌汁に、みじんになって浮いていた。香りが高く、苦みが強い。栽培物とは違って、強烈な春の土の味だ。

新型コロナウイルスの感染予防には“おこもり”が一番。でも、それだと「何もしない」ストレスが溜まる。街から遠く離れた山里へ行って写真を撮り、フキノトウを摘む――これでだいぶストレスが発散した。

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