きのう午前、地元の小学校で「子ども見守り隊の顔合わせ会」が開かれた。冬の服装で出かけた。体育館で児童と対面する前、校長室で見守り隊のメンバーと顔を合わせて、しばらく雑談した。
隣接する区長さんはふだん着だった。「子どもはふだんの姿の大人と向き合うのだから」。なるほど。右ならえをしてネクタイをはずした。2人の娘が近くに住んでいる女性は、4年生を除いて孫が6年から1年までそろっているという。「授業参観のときは10分おきに五つの教室を回らないといけない」
先日、未明に激しい雷雨があった。隣接する区に雷が落ちた。それで、電子レンジが壊れた家もあったそうだ。
そんな話を聴いたあと、体育館で全児童と向かい合った。自己紹介の段になって「米屋のおじさん」であることを告げ、同時に私よりは子どもたちと接している「米屋のおばさん」のことも伝えた。「なにかあったら、いつでも来ていいよ」と。この何年か、顔合わせ会のたびに子どもたちに伝えていることだ。
何から子どもを守るのか。このごろは「不審者」だけではない。イノシシ・サル、そしてキツネが住宅地にも現れるようになった。サルは一時、いわき市内で目撃情報が相次いだ。イノシシは山の手を中心にたびたび出没する。雑談の中で出た「キツネが校庭を横切っていきました」には驚いた。学校の裏山とふもとの街場を行ったり来たりしていたのだろう。
曇天、しかも寒い。午後、街へ出かけた際、ラトブ6階から西の山並みを撮影した=写真。曇天で西の山がかすんでいるとやがて雨になる、雨が降っていても西の山の稜線が見えるようになると、やがてやむ――土地に根をはやして暮らす人の“観天望気”だ。小雨の中、区長や利用者が参加して公民館の草むしりをしていたとき、だれかがつぶやいて、その通りに雨がやんだ。
以来、土地の人の“経験知”に学んで、気象台の予報と、西の山のかすみ具合を重ね合わせて、やがて雨が降る・雨がやむ、といったことを考えるようになった。きょうは、予報では午後遅くに雨が降り出す。
0 件のコメント:
コメントを投稿