2019年2月26日火曜日

LEDの防犯灯

防犯灯は主に電柱に取り付けられている。場所によっては支柱を立てて、近くの電柱から電線を引く。わが行政区内に1カ所、民家の庭を利用した防犯灯があった=写真下1。きのう(2月25日)朝、この支柱の電線を切り、防犯灯をはずした。
民家はすでに解体され、防犯灯の支柱を残して更地になっていた。先週の木曜日(2月21日)、土地を管理する不動産会社の担当者が来て、「支柱を撤去したい」という。

わが行政区では、防犯灯の電気料金は区が負担している。今までは蛍光灯だったが、平成29、30年度と市の補助事業を使って、すべてLEDに切り替えた。LEDの寿命は10年以上だ。しかも、電気料金は蛍光灯より格段に安い。税金を使って取り付けたばかりだから、回収・保管して再利用する必要がある。

すぐ電力会社や区の会計と連絡を取り合った。地続きに市営住宅跡地がある。ここでも住宅の解体が進められている。前に市の担当者が説明に来た。その担当者にも電話で相談した。要は、だれがなにをすればいいか、その確認のための情報収集でもある。

単純にいうと、電力会社は電線を撤去するだけ、不動産会社は地権者から土地の管理をまかされただけ、行政区は防犯灯廃止の手続きをとって取り外すだけ、残る支柱は誰が始末する?となって、摩擦が起きないとも限らない。

電線を切断するのに併せて、支柱から防犯灯をはずしてもらえないだろうか。現場でお願いしてみて、だめならしようがない、区で発注した業者にアフターサービスとしてはずしてもらおう――区の会計と詰めたうえで作業に立ち会ったら、あっさり取り外してくれた=写真下2。ありがたかった。
不動産会社の担当者もやって来て、電線と防犯灯がないのを見て、声が弾んだようだった。残った支柱は地権者側で始末することを確認して、一件落着となった。

 ごみが不法投棄されている、カラスにごみネットを破られた、草ぼうぼうのところがある……。暮らしの現場ではこうした小問題がときどき起きる。が、家の解体に伴う防犯灯の撤去は初めてのケースだった。

国と国の駆け引きのようなことをしていたら、かえって話がこじれる。まずは相談・相談・相談。絶対、一人では判断しないことだ。防犯灯廃止には該当防犯灯の19桁の番号が必要になる。事前に区の会計から番号を聞いていたので、コールセンターとのやりとりもスムーズにいった。

木曜日に防犯灯支柱撤去の話を受けてから月曜日朝の防犯灯回収まで、週末の土・日を除いて3日間、正味3時間ほどのやりとりだったが、後味はよかった。

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