2019年6月17日月曜日

山道を行く

きのう(6月16日)は天気がころころ変わった。未明には雷が鳴った。前日も雨が降ったりやんだりした。8時過ぎに家を出て夏井川渓谷の隠居へ向かう。平では雨がやんだのに、平窪の坂を越えて小川町に入ると急に土砂降りになった。
隠居では、時折雨がぱらつくなか、1時間ほど土いじりをした。苗床に残る三春ネギ苗を収穫し、溝を切って定植した苗に追肥した。キュウリ苗や鷹の爪、キヌサヤエンドウにも肥料をやった。そのあと、1時間ほど持ち込みの仕事をした。

11時を過ぎると、気分転換をしたくなった。カミサンはカミサンで、平田村か同じいわき市内の田人町へ行きたいという。田人は新聞に折り込まれたフリーペーパーの記事に、平田村は民放テレビの番組に刺激されてのことだ。

渓谷から田人へは山を三つ越えないといけない。平田村なら、山を越えて国道49号に出れば、すぐだ。平田村へ行くことにした。

 49号まで川前―差塩(さいそ)―下三坂のルートを取る。差塩は天空の集落。谷底の川前から、乗用車1台がやっとの急坂を上っていく。と、ネコ、いやイタチかテンのような小動物が前方を横切って、谷側に消えた。

 山里と山里を結ぶ道路の周囲は、杉の人工林や田畑が続いても、人の気配はない。対向車両もまずない。静かなものだ。そのうえ、緑・緑・緑の連続だから、目にはやさしい。

 平田村の目抜き通りに入ると、ドーム型のレストランが目に入った。そこで昼食をとったあと、「道の駅ひらた」へ足を運ぶ。別に何を買うということはないのだが、平田村へドライブすると、決まって道の駅に寄る。急に糠漬け用の野菜がないことに気づく。キュウリを買った。

 薄い雲を透かすように青空が広がっていた。そのはるか下を白い雲が早足で移動していた=写真。天気雨が降ってきた。黒い雲も遠くにある。晴れているのに雨が降る。平田村も天気が落ち着かない。

 食事と買い物をすませて49号をいわきへ戻る。途中、三和町の上三坂に入り、旧道を通って「三和ふれあい市場」をのぞいた。午後も遅い時間だと主な野菜はあらかた売り切れてない。大根1本(100円)を買って帰った。

帰宅して遅い昼寝をしてから、カツオの刺し身を買いに行く。戻ってまた休んでいると、宅配便が届いた。6月16日は「父の日」だということを、すっかり忘れていた。猫の目天気の夕方、胸に青空が広がった。

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