2019年6月21日金曜日

小学校陸上競技大会

 いわき市の小学校陸上競技大会がいわき陸上競技場で始まった。きのう(6月20日)は第一(平)ブロックの選手が、共通6種目と1000m(男子)、800m(女子)を競った。6年生の孫が80mハードルに出場するというので、久しぶりにスタンドで観戦した。
20日は、ふだんなら行政の回覧資料を振り分け、区内会の役員さん宅に届ける日だが、前回10日と同様、「配布物はありません」という連絡が市から届いた。時間的に余裕ができたのと、大昔、陸上競技をやっていたので、“いわきの陸上の聖地”に出かけた。

雨雲が海上に去って青空が広がった午前9時ごろ、うまく駐車場に滑り込んだ。メーンスタンドの下段に選手、上段に保護者が陣取っている。ちょうど開会式が終わるところだった。最初のプログラムは80mハードル。女子のあとに男子のレースが行われ、最初の組にいきなり孫が出場した。

半世紀余も前の昭和30年代中ごろ。中学校の部活でバレーボールをやっていた。体育館などはなかったから、すべて屋外での練習・試合となる。たまたま部活が始まる前に、グラウンドに置かれていたハードルを飛び越えて遊んでいたら、陸上の顧問の先生から声がかかった。

臨時に陸上競技部員を兼ねることになって、田村郡の大会に出場した。110mハードルだったのだろうが、頭にあるのは80mと、距離の記憶はあいまいだ。

その後、高専で陸上競技部に入った。高専大会では走り幅跳びとマイル(1600m)リレーに出場した。平上荒川のいわき陸上競技場は、昭和46年5月に開設した。当時の新聞によると、福島県営の施設だった。

ということは、高専時代に出かけた陸上競技場ではない。平競輪場で磐城高校だか平工業高校だかと合同練習をした記憶がある。やはり当時の新聞で競技場を調べたら、競輪場のバンク内に平市営陸上競技場があった。上荒川に本格的な競技場ができたのは、その5年後ということになる。

さて、孫の走りだが、いつのまにこんなに速くなったのかと驚くくらい、ぶっちぎりで九つのハードルを飛び越えた=写真。全体で1位になった子は、孫よりさらに0.46秒速かった。80mハードルで約0.5秒の差は大きい。孫よりもさらにぶっちぎりで駆け抜けた。

子どもたちは一度レース前に練習をする。1位になった子は、ハードルを跳び越えるときに素早く前傾して低い姿勢をとる。「速い子だな」と感じていた通りの走りを展開した。

 男子4×100mリレーにも出場するというので、いったん帰宅し、午後にまた出かけた。第2走者だった。

 水泳やサッカーは好きで続けていたが、ぜんそく持ちでもある。運動会でも成績は二の次だった。が、このところ体がぐんと大きくなって力がついたせいか、急にかけっこが速くなった。運動会でリレーのメンバーに選ばれるまでになった。その延長での平地区大会出場だったのだろう。

素直な走りをする。そのまま陸上競技を続ければ、いいところまでいくかも――“ジジばか”というよりは陸上競技の“先輩”として、そう思った。スタンドを吹き渡る風が心地よかった。

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