2019年12月20日金曜日

マグロのトロの刺し身?

 何回も書いているので恐縮なのだが、日曜日の宵の楽しみは、「笑点」を見ながら刺し身をつついて晩酌をやることだ。
 日曜日の夕方、いつもの魚屋さんへマイ皿を持って行く。カツオがあるうちは、若だんなが黙って皿を受け取り、カツオを切って盛りつけてくれる。カツオが去り、サンマが遠のいた今は、顔を出すと「〇×があります」といってくれる。そこから盛り合わせる刺し身の種類を決める。

 どんな刺し身が食べられるか――冬は冬で、思いもしなかった魚に出合う楽しみがある。直近の日曜日(12月15日)にはマグロのトロがあった。正確には、トロと呼ばれる部位の一部があった。それと、タコ、そしてもう1種類(ヒラメだかタイだか、聞くのを忘れてしまった)を盛り合わせてもらった=写真(マグロだけ拡大)。

 マグロのトロは、回転ずしの店で口にした記憶があるが、刺し身は食べたことがない。「トロってどの部分?」。若だんなが自分の左胸から左腕の付け根、あごあたりを指さして教える。これから切るというので、見たらピンク色をしていた。やわらかくて平べったい。「(おろし)にんにくは?」「わさびで食べてください」という。

帰宅してすぐマグロの部位を検索した。イラスト解説に、背と腹がトロ、その間が赤身とあった。背はすべて中トロ、腹はカマ(えら)のトロを含めて、順に大トロ・中トロ・中トロと続く。大トロは値段的につりあわないはずだから、カマトロだろうか。

霜が降ったような一切れを口に入れると、筋を除いてすぐとろけた。日曜労働(もちつきの火の番=釜じい)のあとだけに、よけい旨みと甘みがしみた。

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