サンタクロースがどう、靴下がどう――とやっていたのは、保育園児のころまでで、今は値段をめぐる孫とのリアルな“かけひき”に終始する。
きのう(12月22日)、小6と小4の孫を家電量販店へ連れて行った。店の一角でプラモデル商品を売っている。これにするか、あれにするか――2人とも悩むこと小一時間。やっと自分のなかでも、「それは無理」といわれない値段との折り合いがついたらしい。
カミサンは朝、いわき芸術文化交流館「アリオス」の大リハーサル室へ出かけた。「ウェンディ・フェスタ・イン・アリオス~いわきの7地区が大交流」に知人と共に参加し、シャプラニール=市民による海外協力の会のフェアトレード商品などを展示・即売した=写真上。
で、軍資金をあずかり、上限はこれくらいと想定して、2人を買い物に連れて行ったら、その半分にもいかなかった。買ったらすぐ帰宅というのも味気ない。「バアバにお礼をいいに行こう」というと、素直に従った。
大リハーサル室の中は歩くのもやっと、というくらいに、ブースと人で込んでいた。下の孫にカメラを渡し、好きなように撮ってみたら、とけしかける。あちこち動き回って、クリスマスツリーや商品、静岡からやって来たというクラウン(ピエロ)、バルーンアート=写真下=などを撮った。
カミサンにもいきなりカメラを向けた。「さわらぬカミサンにたたりなし」で、カミサンの顔写真は、私は撮らない。孫はそんなことにはお構いなしだ。撮影データを拡大すると、なかなかいい具合に写っている。やや下からのアングルと窓からの自然光で、顔に“人生”が表現されている。
昼前、2人を家へ送り届けながら、車の中でカミサンの写真の話をする。「しわがはっきり写っていたな」と私。すると、上の孫が「そんなことはここでしかいえないよね」。小6なりにいろいろ気を遣うようになった。
パソコンに取り込んだ撮影データを、あとでカミサンに見せる。「いやーね」といいながらも、「遺影にするかな」。アングルと光線が気に入ったようだ。これはこれで、孫からのクリスマスプレゼント、といえなくもない。
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