11月の今は、上は半そでの下着・厚手のシャツ・チョッキ・薄手の半纏(はんてん)の4枚だが、きのう(11月19日)は早々と半纏を脱いだ。
半纏は木綿地だ。12年前、赤いちゃんちゃんこよりは黒い半纏がいい――と、刺繍(ししゅう)工芸家望月真理さんの作品を還暦祝いに購入した。タイの少数民族の衣装をアレンジしたものだという。それを春と秋に羽織っている。
午後は昼過ぎに街なかの国道399号(旧国道6号)を通った。デジタル温度計が「24°C」を表示していた。「夏日」寸前で、少し体を動かすだけで汗ばんだ。
11月中旬も終わりのこの暑さに、ハクチョウたちもへきえきしたのではないか。日曜日(11月15日)の朝、カミサンが空を飛ぶハクチョウの一群を撮った。データを拡大すると、1羽が青く長い首環を付けている。野鳥に詳しい知人が山階鳥類研究所に連絡すると、なんらかの事故で青い筒が首にはまったのではないか、ということだった。
ブログで書いてそれで終わり、というわけにはいかない。もっとちゃんとした写真を撮りたい。知人も時間をつくって見て回るという。
火曜日(11月17日)の昼前、在宅ワークの合間に、前にえさをついばんでいた長友(四倉)の田んぼを見たあと、反時計回りに平の北神谷~中神谷~鎌田の田んぼと、夏井川の堤防を巡った。夏井川では何羽かが頭を翼に入れて昼寝をしていた。“青首”がいるかどうかはわからなかった。
途中、下片寄(平)の田んぼのへりにいたダイサギを至近距離で撮影した=写真上1。サギは飛び立つとき、フワッと舞い上がる。普通のカメラでもこのくらいの写真を撮ることができる。私のようなシロウトには向いている。
きのうは義弟の定期診療送迎と薬をもらいに、平と内郷の間を3回往復した。1回目と3回目の帰りに夏井川の堤防を利用した。朝は8時半過ぎ、新川が合流する塩地内からサケのやな場がある中神谷まで、ざっと1キロの間に100羽近いハクチョウが散らばって休んでいた。一番下流のグループにも“青首”はいなかった=写真上2。
昼に向かって気温が上昇した。カミサンと義弟が戻ってきてからは、玄関の戸も茶の間のガラス戸も開け放しにした。3回目に内郷へ行った帰り、いわき駅前の総合図書館に寄ると、半そでシャツの若者がいた。元職場の後輩と地下駐車場でばったり会った。この後輩も薄着2枚で丸首シャツの長そでを二の腕までまくり上げていた。
3回目の内郷行きの前、茶の間でくつろいでいたら、蚊が現れて左手の甲に止まった。反射的にパシッとやった。11月としては初めて8日に刺された。蚊を見た「最後」はとりあえず19日まで伸びた。
晩酌はいつものようにお湯割りにした。水割りにすべきだった。お湯を流し込むたびに体がホカホカする。11月19日、昼も夜も汗ばむような誕生日になった。(けさの7時はしかし、もう雨模様だ)
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