2022年2月14日月曜日

春の息吹

毎日が「巣ごもり」の身だから、2月11日(祝日)からの3連休は――などというほどのことでもないのだが。

雪が降ったあとなので、祝日と翌土曜日は家で静かにしていた。日曜日(2月13日)は、半月ぶりに夏井川渓谷の隠居へ出かけた。

 前の週も雪に見舞われた。土曜日(2月5日)。起きたら車の屋根が白くなっていた=写真。寝ている間に“初雪”が降ったらしい。庭も、道路の一部も白くなっている。6日日曜日の渓谷行きは中止した。

 いわきの平地では、雪は主に南岸低気圧の影響で春に降る。日陰の斜面でもない限り、湿った雪は朝日を受けてすぐ消える。

平地より100メートル以上高い渓谷はどうか。2回目は初回より雪の量が少なかった。雪が降ってから2日たつ。路面全体がアイスバーンになっていればそこで引き返す――そう決めて渓谷へ入った。結果的には何の問題もなかった。

渓谷通い27年の経験からいうと、難関は2カ所。高崎から渓谷まで「地獄坂」が続く。南側が杉林になっていて日当たりが悪い。そして、江田の集落手前のS字カーブ。むしろ、こちらが要注意だ。

地獄坂には、雪はなかった。S字カーブには案の定、道端にうっすら雪が残り、路面もぬれていた。

隠居へ通い始めたころ、車はガソリン食いの四輪駆動、タイヤは全天候型だった。ある年の3月初め、隠居から鬼ケ城山(887メートル)の中腹にある「いわきの里鬼ケ城」を訪ねた。とこどころ日陰に雪が残っていた。

帰りに、カーブで制御がきかなくなり、タイヤが側溝にはまってしまった。近くの牧場まで行ってワケを話し、トラクターで引っ張り上げてもらった。春に雪が降ると、必ずこの事故を思い出す。

こんなこともあった。ブログを書き始めてすぐのころ、ざっと12年前の話だ。四輪駆動車からフィットに切り替えたばかりだった。

2月に雪が降って太陽が顔を出したあと、隠居へ出かけた。家と道路との境にモミなどの木が植わってある。それが日陰をつくっていたのだろう。道から隠居へ入る門の前がシャーベットになっていた。何度アクセルを踏んでも空回りするばかり。いろいろ試してやっと庭へ入れることができた。

この冬はモミなどが剪定されて日がよくさすようになった。そのうえ、近年はアイスバーンになるほど雪が積もらない。それもあって、きのう(2月13日)は運転もスムーズだった。

春の雪はすぐとけて地面を潤す。もう2月中旬だ。極寒期よりは地温が上がりつつある。雪がとけたあと、わが家の庭に出て、この冬初めて地面を観察した。落ち葉を払うとスイセンが芽生えていた。地中ではすでに春の息吹が満ちている。

 渓谷の隠居でも地面を観察した。カミサンはフキノトウを探したが、なかった。代わりに、剪定して隅に片づけた木の枝から生えているキノコを見つけた。天然のエノキタケだった。これだから冬も渓谷通いをやめられない。 

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