いわき市小川町のUさんから白菜漬けのレシピが届いた。それから数日後、泉町のYさんがユズの実を持ってきた=写真。
ブログを介したつながりだ。ありがたい。といっても、ネットで付き合いが始まったわけではない。前からの知り合いだ。
私はいわきをエリアに夕刊を発行するいわき民報社に勤めていた。Uさんとは職場で一度会い、別件で手紙(はがきだったかもしれない)をもらった記憶がある。Yさんは取材先の人で、リタイアしてからもときどき顔を合わせ、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)でもつながっている。
阪神・淡路大震災と地下鉄サリン事件がおきた平成7(1995)年、私は義父が所有する夏井川渓谷の隠居の管理人になった。40代後半だった。
そのころは土・日と一泊二日の週末暮らしを続けた。土曜日は私一人。仕事を終えて直行した。
カミサンは日曜日にJR磐越東線の一番列車でやって来た。朝7時前、最寄りの江田駅まで迎えに行くのが習慣になった。
渓谷の住人と知り合い、家庭菜園を始め、自然と触れ合う暮らしを続けているうちに、「取材メモ」と写真がたまった。それをもとに、いわき民報に「アカヤシオの谷から」というタイトルで連載を始めた。すると、Uさんから手紙がきた。今度の手紙はそれ以来だ。
ブログで白菜漬けに失敗した話を書いた。「気になってしかたがなく、これまでも、どうしたもんかと、書いてはみたのですが、5時を過ぎるとお酒が入って、ヤメ!ヤメ!」となる。そろそろシーズンも終わる。で、白菜漬けのマル秘を伝えることにしたのだという。
洗わない・干さない・二度漬けする――を前提に、この冬3回目と4回目(ともに1月)のレシピが同封されていた。メモは詳細を極める。
Uさんは平窪のJA直売所などから白菜4玉を買って樽に漬ける。私も数日前、同じ直売所から2玉を買って甕に漬け込んだばかりだ。
Uさんはどれだけ「らくちん」するかだ、と書いている。容器(樽と甕)の大きさが違う。干す・干さない、二度漬けをする・しない、がある。それらも含めて、それぞれが簡便なやり方で漬け込めばいい。レシピは、この冬4回目を漬けるときがあれば、参考にしよう。
ユズの実は留守中に届いた。こちらも3回目の白菜漬けには間に合わなかったので、晩酌用のお湯に入れて香りを楽しむことにした。
糖質・プリン体ゼロの焼酎をなめ、すぐユズ風味のお湯を口に入れる。いわゆるチェイサーで、のどでお湯割りにする。
夏はこの「追い水」に氷と梅干し、古漬けのキュウリやトウガラシなどを入れる。塩分補給になる。「梅ジュース」に「辛い水」と変化が楽しめる。冬は「追い湯」だ。けっこうな数なので、しばらくはユズ風味のチェイサーが続く。
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