2016年4月10日日曜日

ベジパッチ

 今年は栽培する野菜を増やしたい――。拙ブログで家庭菜園のことをよく取り上げる。「さぞかし庭の畑は広いことだろう、そう思って来たら、どこにあるのかわからなかった」。夏井川渓谷の隠居を訪ねた知人・友人が皮肉をいう。で、少しは楽しんでやっていたころの状態に近づけることにした。
 以前、ニンジンやキュウリ、サニーレタス、二十日大根などをそれぞれ畳1枚くらいのスペースで栽培した。「ベジパッチ」だ。最大10畳くらいのスペースと思っていたが、先日、目測したら20畳分くらいはあった。

 20年ほど前、庭に繁茂していたササタケを地下茎ごと切り、ツルハシで石を取り除いた。落ち葉の堆肥を入れて、少しは畑の土らしくなったとき、東日本大震災と原発事故がおきた。意地で三春ネギの栽培は続けたものの、気力が失せた。

およそ1年半後、菜園を含む庭の表土が5センチほど取り除かれ、山砂が投入された。最初の初夏に二十日大根とカブの種をまいた。畳1枚ほどの再スタートだった。ゆっくりゆっくり、小さくちいさくベジパッチを広げていく。とはいえ、歩みののろいカメさんよりさらにのろい歩みだ。三春ネギを除いてまだ3畳分くらいしかクワが入っていない。
 
 1週間前、ホームセンターでキャベツの苗10本を買った。半分はレッドキャベツだ。生長すれば青・赤・青・赤となるように、レッドと普通のキャベツを交互に植えた=写真。スペースは畳1枚ほど。収穫時にはぎゅうぎゅう詰めになっているかもしれない。以前は4畳分くらい栽培したことがある。“おためし栽培”のようなものだ。

 次は何を? キュウリの苗を買う。ナス苗も、トウガラシの苗も。ソラマメの苗も売っていたな。そのうち、こぼれ種のシソが生えてくる。今年の春~夏は三春ネギを含めて畳7枚くらいのベジパッチを復活させる――そう意気込んでいるのだが、どうなるか。

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