2016年4月28日木曜日

キジも畑に

 春たけなわ。いや、いわきの平地ではもう初夏だ。この1週間で季節が巡った感じがする。
 例年だと、5月の連休中に冬眠していた糠床をおこすのだが、この春暖だ。今年は初めて、4月(22日)に前倒しして糠漬けを再開した。

 4月後半に入ると、上着をぬぎたくなるような日が続いた。そんな陽気に誘われたのか、夏井川の堤防そばの畑にキジの雄が現れた。対岸の河川敷からのしてきたのだろう。きのう(4月27日)も街からの帰りに見ると、同じところにいた=写真。

 おとといは、いわきニュータウンへ出かけた。帰りに海を見たくなって新舞子海岸に直行した。かさ上げされた海岸堤防が壁になって肝心の海が見えない。夏井川河口でやっと太平洋に対面した。

 右岸河口に近い堤防で重機が何台か動いていた。サイクリング公園駐車場に入ると、堤防を行き来する車があった。駐車場から上流は一般車両が通行できる。

 夏井川の橋は、河口から平市街までは磐城舞子橋、六十枚橋、夏井川橋(バイパス)、平大橋の四つだ。六十枚橋から河口までは、堤防のかさ上げ工事のために通行止めになっていた。工事が終了し、年度が替わって5年ぶりに通行が再開された。右岸の堤防を、次いで左岸の堤防を“試走“した。ツバメが白い腹を見せながら反転していた。視界が開けて気持ちがいい。
 
 同じ日、車のガソリンを満タンにした。4月でも雪の日がある。後半になればもう大丈夫とみて、ガソリン補給に合わせてタイヤをスタッドレスからノーマルに替えた。

 きのうは早朝、耳を疑った。テレビから? いや、わが家の庭からだ。ウグイスが迷い込んで?さえずっていた。「ホーホケキョ」のソングポストは柿の木か、カエデか。

 糠床の話に戻る。冬は食塩を掛けぶとんにして眠らせる。そのふとんを除いて糠床をかき回すのだが、塩分がかなりしみ込んでいる。最初は捨て漬けをしても味の調整が難しい。カミサンの実家(米屋の本店)から糠をもらってきて、糠床に補給した。今週に入ってやっと、なれた味が戻りつつある。キュウリや大根の浅漬けは、わが家では初夏の味だ。

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