ゴールデンウイークがスタートした。きのう(4月29日)はいわき市泉町に用があったついでに、勿来地区の東田(あずまだ)・後田(うしろだ)・中岡町と、いわき市南部を巡った。市の北部に住んでいる人間には、南部は生活圏の異なる「よそのまち」だ。が、三十数年前、3年間そこで仕事をした。行けば懐かしい気持ちにはなる。
大型連休後半にはたまっている仕事を片付けないといけない、地元の祭礼もある――同じ市内ながら「よそのまち」へのこのドライブが、今年の大型連休のごほうび、と自分に言い聞かせた。日曜日(5月1日)には郡山市へ行くが、それも行楽と思って運転手に徹する。
いわきの南部へは国道6号バイパスを利用した。大型連休初日だというのに、思ったより空(す)いていた。行く先々で利用した駐車場も空いていた。遠出する人が多かったのか、逆に家にこもっている人が多かったのか。
東田町から中岡町へ向かっていたときのこと――。磐城農業高校そばのトンネルを下りたら、JAの直売所「いがっぺ」が目に入った。半年前にオープンしたそうだ。
野菜苗も売っていた。キュウリ、ナス、トウガラシはもう植えた=写真=から、別の苗をと見たが、ピーマンなどには心が動かない。糠漬け用のカブ・キュウリ、その他を買った。カミサンの反応にちょっと驚く。「キュウリは大きいうえに安い」。いわきの北部と南部で違うのか――。
いわき南部は、大きくは鮫川流域に入る。いわきの中心市街地・平は夏井川流域、つまり北部にある。暮らしの質は、いわきでは「都心」より「副都心」の方がいい?
たとえば、鮫川流域が「いわき南市」として、平中心の行政とは異なった身近な行政を展開していたら、インフラは今よりもっと充実していたのではないか。地域としてはわりと豊かなのに、税金分の還元がない――なんてことも、二つに切った(そうしないと糠床に入らない)キュウリを見ながら考えた。
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