2019年4月23日火曜日

菜の花・タラの芽・ワラビ

きのう(4月22日)、春のキノコのアミガサタケの話を書いた。それで刺激されたわけではないが、山里の春の味を書いておきたくなった。
夏井川渓谷の隠居の庭の菜園に去年(2018年)8月下旬、白菜の種をまいた。ところが、芽生えが遅れた。9月になっても3分の1くらいしか芽が出なかった。間引き苗を植えたら、最終的には50株近く活着した。が、「耐病黄芯耐寒性大玉80日」とうたっているようにはならなかった。それを生かすこちらのウデがなかったのだろう。

結球して、白菜漬けにしたのは2株だけ。あとは、越冬させて春に菜の花=写真上=を摘むことにした。春先はつぼみが一つ、二つだから、まだよかった。今は脇芽(方言で「やご」という)も含めて、毎週摘んでも、摘んでも間に合わないほど花芽が出てくる。好きな人は摘んでいっていいよ――といいたくなるが、無断で入ってもらってはもちろん困る。庭にあるタラの芽=写真下=が、それで全滅に近い状態になった。
平成21(2009)年春、渓谷に住むTさんからタラノキの苗木10本(長さ30センチほど)をもらって、道路に近いところに植えた。丸2年後、原発震災から1カ月余の4月下旬、苗木は2メートル前後に育っていた。てっぺんに芽が出たころ、きれいにカットされてなくなっていた。

原発事故の直後だから、若い人たちは放射性物質を恐れてアカヤシオ(岩ツツジ)の花を見に来るようなことはなかった。鎌で幹をばっさり斜めに切り倒す。幹を折れば折ったで、そのまま放置する――という手口から、中高年の仕業(しわざ)だと確信した。今もその認識に変わりはない。年配者ほど欲望にかられて山を荒らす。ごみも捨てていく。

隠居の山側に空き地がある。おととい(4月21日)、土地の所有者がワラビ採りをしていた。では、谷側の小流れのそばにコゴミ(クサソテツ)が出ているかも、と思って見に行ったが、影も形もなかった。たぶん今度の週末には生えている。

というわけで、春~初夏(山菜・アミガサタケ)と梅雨~秋(キノコ)は、隠居の周りをぶらついて写真を撮る回数が増える。

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