2019年4月2日火曜日

新年度がスタート

 きのう(4月1日)はあわただしく過ごした。朝9時すぎには、行政区の役員さん宅に「広報いわき」4月号その他の回覧資料を届けた。そのあとすぐ、4月1日締め切りの書類を持って保健所へ。併せて、市役所へ別の書類を届ける。
 年度替わりに伴う行政区関係の提出書類がいくつかある。引き続き行政嘱託員を務めるので、書類の数は少なくてすんだが、悪い癖でいつも先延ばしにしてしまう。で、今年(2019年)はつい締め切りの日になって、あわてて書いて保健所へ、という羽目になった。

 合間に、某ごみ集積所の件で役所から電話が入る。昼前にはテレビをつけて新元号の発表を待つ。そこへ、若い元同僚が転職先でつくっているフリーペーパーを持ってきた。いつもだと、そのまま茶飲み話に入るのだが、「新元号発表の時間だから」と、気を利かして帰っていった。

「令和(れいわ)」か――。最初に思ったのは、言葉の意味よりも「れい」の音(おん)の“現代性”だった。レイ、レオン、レオ……。若い人にはなじみやすいR音だ。

 午後は、カミサンのアッシー君になって、あちこち回った。最後は市役所へ。用を済ませるまで、車中で文庫本を読んだり、令和の令の熟語に思いをめぐらしたりした。令息・令嬢・令夫人……。令は一種の美称なのだ。でも、一番なじみがあるのは命令だな、そちらの令が支配する社会はいやだね――なんて脳内でつぶやいているところへ、カミサンが戻ってきた。

命令されたわけではないが、用がすべてすんだとかで、家へと車を走らせる。市役所の隣は平中央公園で、交差点の角にある公園のソメイヨシノが五分咲きだった=写真。一時、空を覆っていた雲が東に去り、暖かさが戻っていた。

そうだった、朝、回覧資料を配っていたとき、ツバメを見た。今年初めてだ。それだけで幸せな気持ちになったのだった。

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