10月に入ると、「赤い羽根」と「歳末たすけあい」の共同募金が始まる。隣組でも協力を、ということで、きのう、回覧網を通じて協力を呼びかける資料を配った。いつもだと、針の付いた羽根が届くのだが、「今年度は赤い羽根に使用する原材料(羽根)の確保が困難な状況」だとかで、ステッカー(シール)になった=写真上1。
わが行政区は、隣組がおよそ30、世帯数が315。月に3回、回覧資料を一人で振り分けていると、なぜか孤独な気持ちになる。それで、カミサンに手伝ってもらう。カミサンが各戸配布の資料を数え、私がそれを隣組ごとに用意した紙袋に入れる。紙袋はわが家に届く大型封筒を再利用する。
社協から届いた共同募金の荷物をばらし、各戸配布の資料と赤い羽根を隣組ごとにそろえる。羽根は何十本かセットになってシートに張られている。それを、カミサンが隣組の世帯分だけ数えて切り離す。そのとき、まちがって指をチクッとやらないともかぎらない。ステッカーはその心配がないだけ楽だ。今回だけなのか、これからそうなのか。ステッカーの方が、作業は早くすむ。
あとで気づいたのだが、きのうは秋の彼岸の入りだった。9月も、もう下旬。3連休最後の23日は秋分の日だ。そのころ、赤いヒガンバナの花が田園を、川の土手を、寺の境内を彩る。
天候が不順なときには、ヒガンバナは8月下旬に咲き出す。今年(2019年)はしかし、夏井川の堤防は緑のままだ。ツルボ(スルボ)は咲いているのに、赤い花の点々がない。
きのう、街からの帰りに堤防を通った。ゆっくりゆっくり進むと、草刈りが行われた土手にヒガンバナの花茎が伸びて、つぼみから赤い色がのぞいていた=写真上2。ほかの場所では1輪、あるいは2輪、やっと咲き出したばかりのようだった。
前日も同じように注意しながら堤防を通った。が、赤い花には気づかなかった。ちょうど彼岸の入りに咲き出したことになる。
サケ漁も間もなく始まる。鮭増殖組合が夏井川を横断するヤナの設営を始めた。右岸に設けられた生け簀でサケが水しぶきを上げる日も近い。キンモクセイの花も咲き出す。ハクチョウも、早ければ10月中旬には北国から渡って来る。夏井川の堤防がヒガンバナの花で赤く染まると、秋の色は一気に濃くなる。
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