2019年9月3日火曜日

市民体育祭終わる

 コミュニティにとっては一大イベントの「神谷(かべや)地区市民体育祭」が日曜日(9月1日)、小学校の校庭で開かれた。団体競技は地区内8行政区の対抗戦だ。特に、リレーには力が入る。数年ぶりにわが区が総合優勝を果たした。
 1カ月半に及ぶ準備を重ねての本番だ。雨なら1週間延期だが、簡単にそうなってはほしくない。参加できない選手が出てくる。弁当を買い取らざるを得ない区もある。とにもかくにも予定通り終わってよかった。

 7月中旬に地区体育協会の常任理事会が開かれた。そこで体育祭の要綱が決まり、各区が動き出した。体育祭終了後、大抽選会が行われる。その費用に充てるため、各区の役員が区内の事業所を回って協賛金を集める。これも避けては通れない仕事のひとつだ。

 リレー・安全運転・玉入れ・綱引き――。四つの団体競技の出場メンバーは子供を守る会の保護者と子供たちだ。8月に入ると、守る会と区内会の合同役員会を開く。選手を確定し、昼食の弁当を発注する。反省会の飲食物も手配する。

できあがった大会プログラムは事前に回覧網を使って配布する。大抽選会の三角券が角に付いている。これがないと名前を呼ばれない。つまり、景品がもらえない。

 大会前日には会場の設営がある。各行政区から3人が手伝いに出る。同時に、自区のテントも組み立てておく。若手のいないわが区では、70歳前後の男性役員3人が、あれもこれもしないといけない。年々、テントの支柱立てがきつくなった。

 本番では――。安全運転=写真=が3位、玉入れがトップ、綱引きは1回戦敗退。残るリレーは予選1位。その時点で総合3位だったが、決勝で2位に入り、僅差で優勝トロフィーを手にした。

反省会は祝勝会に切り替わった。とはいえ、参加したのはママさんと子供が中心だ。盛り上がりながらも、夕方5時半にはお開きになった。

2次会はなし、でよかった。きのうの月曜日は一日ボーっとして過ごした。「60歳を過ぎたらボランティア」。区の役員を引き受けたのもその気持ちからだが、体育祭は終わるまでが長い。水面下でのあれこれを思い出しながら、無事終わった安ど感と優勝の余韻にひたった。現実には、体が重くてあまり動けなった、といった方が正しい。体育祭の疲れというよりは、土曜日の会場設営(テント組み立て、テーブル・イス出し)がこたえたようだ。

それとは別に、この時期、市民が書いた小説やノンフィクションを40篇前後、400字詰め原稿用紙にして2000枚くらいは読む仕事が入る。連日文字を読み続けて、眼球が腫れている。その疲れも出ているようだ。

夕方、カミサンが歯医者に行くというので、車を運転した。帰りにラトブの図書館へ寄り、夏井川の堤防に出た。先日、ある区内会が総出で堤防の草刈りをしたことを書いた。その下流、隣の区でも草刈りを始めたらしい。ところどころ重機で刈ったような跡があった。街・図書館・堤防……。「定線観測」のルートを通って、やっと自分の日常が戻ってきた。

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