2020年2月23日日曜日

新型コロナウイルス

飲み会があるので、夕方、バスで出かけた。バス停までは古くからの家と畑のそばを通る。ある家の道沿いに「冬柏(ふゆがしわ)」があった=写真。柏は、葉が枯れても枝に付いたまま越冬する。
柏には「葉守の神」が宿っているという。人間にも神が宿っているといいが、今は神ではなく、新型コロナウイルスの感染を警戒しないといけなくなった。飲み会でその話になり、タクシーで帰ってくるときも運転手とその話になった。

新聞(2月22日付)を開いただけでも、「白い恋人」製造1カ月停止(観光客減で販売が落ち込む)、2月前半の百貨店売上1割減、テレワーク・時差出勤、J1選手とのハイタッチイベント中止、屋内遊園地休園といった文字が目に留まる。

福島県内も事情は同じ。バドミントン教室やJAEAの成果報告会(いわき)、講演会などが中止になった。いわきでは、本来ならきょう開催されるいわきサンシャインマラソン大会が中止され、地域の植田公民館まつり、内郷公民館まつりの中止が決まった。

日本でも「市中感染」が始まったらしい。中国へ渡航したことのない人が発症するケースが増えている。陰性でクルーズ船を下り、帰宅した人も発症したと、今朝、NHKがニュースで伝えた。となると、日本ではこれから感染のピークを迎える。国内のどこにいても発症する恐れがある。

おととい、いわき地域学會の若い仲間と、これからの行事について相談した。3月21日に市外から参加者が集まる地域学と地理学を融合したイベントを企画していたが、延期を決めた。4月下旬に予定している総会・記念講演会・懇親会も1カ月ほど遅らせ、懇親会は中止する方向で検討することにした。

3月末には行政区の総会・懇親会が開かれる。こちらも、総会は開くものの懇親会は中止の方向で役員会に諮ることにしよう。

もう「対岸の火事」ではない。触らぬ神、いや新型コロナウイルスにたたられないよう、咳エチケットと手洗いを励行するしかない。

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