2020年2月25日火曜日

今年最初のカツ刺し

 日曜日(2月23日)の夕方、マイ皿を持っていつもの魚屋さんへ行く。顔を合わせるなり、若ダンナが「あります」という。ん!? 「きょうは何があるの」と聞いても、「あります」。二度も「あります」ということは、そうか!「カツオがあります」ということか。
 今年(2020年)最初のカツオの刺し身=写真=を頼む。「いやあ、久しぶりににんにくおろしで食べられる」。つい声が弾む。

実は、魚屋さんへ着く直前、「カツオを食べたいなあ」というと、カミサンが「何いってんの」と一蹴した。しかし、早春にはカツオを食べている。体が覚えていて、脳内にカツ刺しの映像が点滅した。

 秋になってカツオが南へ去ると、タコやマグロ、イワシ、イカなどの刺し身に切り替える。年が明けて少したってから、若ダンナが「解凍カツオならあります」といったが、それは断って、やはり近海もののタコやヒラメの刺し身で我慢してきた。

解凍したカツオではなく、生のカツオが入ったからこそ、「あります」「あります」となったのだろう。「休み(日曜日)だから来ると思って取っておきました」。ありがたいことだ。

ほぼ4カ月ぶりのカツ刺しだ。壺に入っていたニンニクを取り出すと、緑色の芽が出ている。暖冬で春機が発動した。芽をとっておろす。それにわさびを加えて醤油をたらす。最初の一切れを口にする。2月にしてはまあまあの味だった。

自分のブログで確かめたら、2016年は2月7日にトロガツオを食べている。2018年は2月3日に食べた。体が覚えていた、というのはこのことで、これからは毎週ということはないものの、カツ刺しの回数が増えていく。

 ただし、若いころと違って、全部をペロリということがなくなった。隣に住む義弟も交えて3人でつつくのだが、毎回、5~6切れは余る。余ったら「敷きづま」の大根を刺し身にかぶせ、冷蔵庫に入れて、翌朝、“海鮮丼”にして食べる。「あしたも食べられます」と若ダンナがいうように、刺し身の色はあまり変わらない。にんにくで揚げるときもある。なにかのコマーシャルではないが、カツ刺しは二度おいしい。

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