ガラケー自体、電話できればいいのだからと、簡単なものにした。他人とのやりとりだけでなく、どちらかが外出したときに家の固定電話を介して連絡する。このごろはカミサンから連絡がきて迎えに行くことが多い。その程度だから、「夫婦で1台」で十分だ。スマホも同じ。通話第一でいい。ほかの機能は、ゆるゆると、おいおいと覚える。
夫婦で説明を聴き、必要な初期設定をしてもらい、カミサンが知人に電話して、約束の時間を過ぎるかもしれないことを伝えた。電話のかけ方はそれでわかった。電話がかかってきたら……。その知人に目の前でかけてもらった。なるほど、こうやって電話がかかってくるのか=写真。
そのあと、手元に置いて3日目の夜。若い知人から電話がかかってきた。話が終わるころ、「実はガラケーからスマホに……」というと、「道理で、音がクリアになっていました」。そういうものなのか。
ひまを見つけては取扱説明書を読んでいる。タッチパネル操作のページにはプレス・ロングプレス・タッチ・スライド・ドラッグなどのやり方が書いてある。これも慣れて覚えるしかない。
インターネットにつないで、検索のまねごとをする。このあたりはノートパソコンで“在宅ワーク”をやっているので、なんとなくわかる。大きくて重いノートパソコンがてのひらに納まったと思えばいいのだろう。
カメラには「花認識モード」がある。カシャッとやったらAIが候補の名前を出してくれる、とある。
キノコはどうか。「キノコ認識モード」はもちろんない。きのう(2月26日)、たまたま移動図書館から借りた佐久間大輔著『きのこの教科書――観察と種同定の入門』(山と渓谷社)を読んでいたら、スマホを利用した撮影法が載っていた。デジカメと併用することにする。
ほかには、辞書を引く、計算機を使う、そんな機能の一つひとつを確かめるようにいじっている。ワンタッチダイヤルはガラケーでもやっていたので、いずれ登録する。地図アプリの使い方は、これから若い仲間にじっくり聴く。
ガラケーよりは重い。耳にあてて長話をすると、手が疲れてくる。疲れない方法はあるのかどうか。それと、問題はスマホの表面がツルツルしていることだ。ズボンのポケットに入れて取り出すとき、あわてて落っことさないともかぎらない。
ガラケーから「ちりめんふくろう」のストラップを外して取り付けた。もう8年前(2012年)になる。双葉郡富岡町から避難していた、当時93歳のおばあさんからもらった手づくりの品で、初代は翼が赤、2代目は青だった。今の3代目はピンクで、色もだいぶくすんだが、滑り止めにはなるだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿