2020年4月30日木曜日

ブログのアクセス異変?

 グーグルアナリティクスで毎日、自分のブログの「ユーザー数」と、過去7日間の「地域のサマリー(概略)」をチェックしている。何のために? 新聞でいえば、発行部数と配達エリアを頭において記事を書く――そんな感覚に近いか。
 地域のサマリーでは国、次いでその国の地域がわかる。ふだんは日本を除いて、米国・イタリア・スペイン・台湾などからアクセスがある程度だが、10日ほど前、いきなり36カ国・80地域を超えた。

理由がわからない。パソコンに不具合がおきたのか、と思ったが、それ以前も以後も問題はない。1週間以上が過ぎた今(4月30日)は日本:26地域、海外:5カ国7地域と、元のレベルに戻った=写真は4月28日のアクセス地図(海外は米国・イタリア・台湾・オーストラリアの4カ国)。

 異変に気づいたのは4月21日。今まで表示されたこともない国名が一覧にずらりと並んでいた。クロアチア、ベラルーシ、アイルランド、ハンガリー、ルーマニア、オランダ、デンマーク、ベルギー……。アクセス上位のイタリアは、ローマ・ボローニャ・ミラノなど11地域、スペインはセビリア(セビーリャ)・グラナダ・マラガなど9地域から。

 4月14日から20日までの間で目に留まりそうなブログのタイトル・内容は、18日付の「『日本は甘いよ』」、次いで20日付の「シダレザクラとアミガサタケ」くらいだろうか。欧州でも今はアミガサタケが発生しているはずとはいえ、それでアクセスする国の数が急増するとは思えない。パンデミック(世界的な大流行)の新型コロナウイルス、これが理由の大元だろう。

「『日本は甘いよ』」では、カミサンがスペインに住むいわき出身の画家に電話をして、コロナ問題の話になったことを書いた。

彼の住むトメジョーソだけで死者は200人ほどになった。老人福祉施設など3カ所でクラスター感染がおきたのだという。都市封鎖(ロックダウン)が続いている。軍隊が出て道路を封鎖している。理由もなく外出すると罰金が科せられる。バル(軽食喫茶・酒場)も閉鎖されている。それに比べたら、日本の感染防止対策は甘いよ――。

 どの国でも外出自粛、つまり「ステイホーム」が叫ばれている。すると、ふだんは職場へ出かけて家にいない人たちが、時間を持て余してネットサーフィンをしているうちに、たまたま拙ブログに出合った、としかいいようがない。「『日本は甘いよ』」がそれぞれの国の言葉に自動翻訳される過程で「日本は危ないよ」とでもなったか。

 一過性の偶然ではあっても、せっかくのつながりだ。どの国のどの地域からアクセスがあったか、国と地域名をメモしておいたので、毎日、ネットで“海外旅行”をしようと思う。少なくとも北半球の30カ国くらいは訪ねられるだろう。

まずはスペインのセビリアへ。いわきと同じ北緯37度線上にある。いわきから真西に向かってアジアを過ぎ、ヨーロッパに入ってスペインの南西部に至ると、セビリアのまちが待っている。ノーベル文学賞を受賞した詩人ビセンテ・アレイクサンドレ(1898~1984年)のふるさとでもある――。ネットの旅だからこそ、そんなことがたちどころにわかる。

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