2021年9月11日土曜日

ワクチン接種完了

        
 70歳以上の高齢者にしては、2回目のコロナワクチン接種がだいぶ遅れた。1回目が終わったあと、すぐ2回目をネットで予約したつもりだったが……。

 8月25日昼前。1回目同様、かかりつけの医院に行ったら、予約は入っていないという。「別の医院に予約したのではないですか」。「そんなことはない」のだが、予約がない以上は引き返すしかない。

 2回目の予約をやり直してわかった。最後に「確定」のボタンを押さないと予約が完了したことにはならない。これを押し忘れたのだ。どうもそんな人がほかにもいるらしい。結果的に、1回目から3週間後ではなく、5週間後になった。

 カミサンはかかりつけの医院の窓口で予約をすませ、早々と接種を終えた。隣家に住む義弟も、カミサンが車で5分くらいのところにある医院に電話予約を入れて、接種をすませた。

2回目の予約を終えてからは、予約完了ページを印刷し、何度も読み返しては予約済みであることを確かめた。いよいよ、当日(9月7日)。窓口に接種券と予診票、健康保険証を出しながら、つい口にする。「今度は大丈夫ですね」「大丈夫です」

ドクターの問診のあと、看護師さんに接種してもらう。それから15分間は背もたれのあるイスに座って様子を見る。渡されたチラシ=写真=に、「血管迷走神経反射」といって、人によっては緊張や強い痛みがきっかけで気を失うことがある、倒れてケガをしないように――と、背もたれイスの理由が書いてあった。

1回目と同じように、翌日から左腕を動かすと上腕部が少し重く、痛い。今回も副反応はその程度で終わった。若い人は副反応がきつい場合があるそうだが、もう若くはない。逆に、老若の線上にいる人は、副反応の軽重で喜んだり悲しんだりしているらしい。

さて、いわき市のワクチン接種率はどんなものか。私が2回目を終えた9月7日現在では、①高齢者(65歳以上)=1回目:8万9437人(90.8%)/2回目:8万6639人(87.9%)②全体(12歳以上)=1回目:15万5146人(53.5%)/2回目:12万6887人(43.8%)だった。

2回打ったから安心かといったら、そうでもないのだとか。「ブレークスルー感染」(接種を終えた人が感染すること)というものがある。それを防ぐために「ブースター接種」(追加接種)をする。そういう流れが加速しているらしい。

厚労省のホームページに専門家が書いていた。ウイルスは変異を繰り返す。自分に有利な変化を遂げたものが、やがて主流のウイルスになる。「デルタ株」がそうだ。

早く接種が進んだイスラエルの場合、コロナウイルスがデルタ株に置き換わったことと、2回目の接種から半年がたってワクチンの有効性が低くなったため、3回目の接種(ブースター)が行われている。

いずれ日本でも3回目を打つようになるのだろうか。きょう(9月11日)の新聞に、政府の対策分科会の尾身茂会長が「今から検討を」と提言した、という記事が載っていた。なかなか目の前の霧は晴れない。

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