9月に入った。新型コロナウイルス感染の「まん延防止等重点措置」適用延長で、いわきでは12日まで公共施設の臨時休館が続く。そのあとは? 解除か再延長か。どうにも落ち着かない。
年金生活者だが、区内会や所属する団体の役員をしている。それなりに行事がある。去年(2020年)以来、感染状況と行政の動きに合わせて、中止・延期、あるいは実施を決めてきた。
これもコロナ問題の余波というべきか。10日付で市民に配る周知文書(回覧など)が延期になった。そのための文書が1日、届いた。理由は「福島県まん延防止等重点措置の運用が9月12日まで延長となり、外出の自粛等が要請された」ためだという。
わが区の場合、市の周知文書は月に3回(1、10、20日)、行政嘱託員(区長が兼務)~区の役員~隣組長というルートで配る。
たまに周知文書がないときがある。しかし、今度のように「外出自粛等」を理由にしたのは初めてだ。
「周知文書の配布」が自粛すべき「外出」なら、今までもそうだった。なぜ今回だけ? ま、それはともかく、担当課に電話して確認する。次回10日付は周知文書なし、次々回17日付(20日が敬老の日で3連休となるために前倒しになる)はある――そう理解してもらっていい、ということだった。
この件も含めて、解除・再延長を頭に置きながら、自分が関係する行事の日程を確認する。怖いのはすっぽかし、というか、忘れて相手に迷惑をかけることだ。
時系列でいえば、観光まちづくりビューロー主催「いわきツーリズムガイド養成講座」が9月9日に開講する。いわき地域学會が協力している。当初は8月26日スタート予定だったが、2回目にずれこみ、さらにズームによるリモート講義に切り替わった。初日にあいさつをしないといけない。
市立美術館関係では、前館長と私が対談する「クロストーク『いわきの文化と美術館を振り返る』」がある。こちらも9月12日から10月3日に延期された。
中央公民館で受講している市民講座「明治前期、地域における建言や新聞投書――地域民衆の言論活動とその成長」は、8月23日は中止になり、「まん延防止等重点措置」適用延長が終わる日の翌9月13日に3回目が開催される。無事開講となるのかどうか。
同じ週の土曜日(9月18日)には、いわき地域学會の市民講座がある。こちらも8月から1カ月延期された。また延期となれば、日程の再調整をするしかない。
毎日がもやもやした思いでいる。とはいえ、そんななかでもポッと光がともるようなことがあった。台所の軒下のキュウリはもう命が尽きたと思っていたら、また花を咲かせ始めた=写真。いわきの方言でいえば、「いきぼえあがった」(元気が出た)ようだ。
9月に入ったとたん、半そで・半ズボンでは寒くなった。キュウリもこの雨と低温はこたえるだろう。実が大きくなるかどうかはわからない。葉も小さい。でも、毎朝眺めては心の清涼剤にしている。
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