9日の日曜日に今年(2022年)初めて、夏井川渓谷の隠居へ出かけた。正月飾りをまとめて持って行った。風が収まったところで「お焚き上げ」をする。が、すぐに燃えつきた。白い煙がたちのぼることもなかった。
見上げると、前より空が広い。師走に東北電力が道路と庭の境の木を剪定してくれた。V字谷ながら少し開けた小集落の一角。道路沿いの緑と枝が高い壁になっていた。それが消えて見晴らしがよくなった。何本か電線だけが浮かんでいる。それを守るための剪定だった。
年末の12月30日には、物置の軒下にある割れ鉢の水が凍っていた。年明けの1月9日には、氷が水に戻っていた。
庭の凍土は5センチちょっとだろうか。ネギのうねの下部にスコップを入れると、凍土が割れて径10センチほどのかたまりになる。
このかたまりをわきに寄せると、あとは簡単だ。いつものように穴を掘って生ごみを埋める。最後にかたまりを戻す。
隠居内の水道管はどうか。台所と風呂場は異常がない。栓をひねれば水が出る。洗面台の蛇口は、なぜか間歇的にチッタン、チッタンと水が垂れている。元栓は凍結・破損を避けるために、師走に入るとすぐ締めた。何が原因だろう。
前に凍結・破損したときには、洗面台の中の元栓付近から漏水して、中がびしょびしょになっていた。今回はそれがない。パッキンの劣化だろうか。このまましばらく様子を見ることにする。
生ごみを埋めたあとは、庭を一回りした。いつもそうする。下の庭にフキの群落がある。冬は、地上部が枯れている。そこに人さし指大のフキノトウが1個=写真上1。
例年、師走のうちからフキノトウが現れる。摘むほどの大きさではないので、そのままにした。
隠居の近くに、いつも路面がぬれているところがある。それが今回は乾いていた。路面が凍結して車が滑る心配がなくなった。
隠居からの帰り、山側の道端に泥のかたまりがいくつもできているのに気づく。側溝をふさいでいた落ち葉と土砂を除去した人がいるのだ。
隠居のある小集落の住民は、道路に倒木があるとすぐ切断して車が通れるようにする。要するに、問題が起きると、自分たちでできる範囲で、すぐ動いて解決する。そのくらいのウデは持っている。
道路の凍結が消えたのも住民が動いたからかもしれない。週末だけの半住民にも、道端の泥のかたまりからそんなことが読み取れる。
途中に籠場の滝がある。厳冬には滝直下の岩壁にしぶき氷ができる。滝そのものも両端にしぶき氷が発達する。今のところはまだ小さい=写真上2。これから大きくなるかどうか。極寒期まではあと2週間ちょっとだ。
それまでに隠居の対岸、木守の滝から氷柱を回収できればいいのだが……。ま、これもなりゆき次第か。
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