2022年5月30日月曜日

真夏日にはならなかったが

        
 きのう(5月29日)は吹き荒れる風にも熱を感じた。夏井川渓谷の隠居で土いじりをした。直射日光にさらされる時間を減らし、日曜日だけ坪庭の洗い場にホースを出して流しっぱなしにしている井戸水をがぶがぶ飲んだ。

 後輩が草刈りに来てくれた。私ら夫婦が隠居に着いたのは午前9時半ちょっと前。上の庭はすでにあらかた刈られてきれいになっていた。

何を刈らずに残すかも、これまでの経験で承知している。たとえば、風呂場の前のアヤメ=写真。これはそのままだった。菜園のネギのうねのそばに、辛み大根の花が咲いて種ができかけている。これも残った。

後輩が上の庭の残りと下の庭の草刈りを進めるなかで、三春ネギの苗を定植した。先週に続いて今週も100本ほど植えたところで作業をやめた。

風まで熱いカンカン照りだ。そんなときには「熱中症を避けるために、土いじりに熱中しない」と決めている。

種採り用のネギ坊主はかなりある。冬、ネギを収穫せずに残しておいたのだ。しかし、しっかりした太さのネギは数えるほどしかない。実際に結実するネギ坊主は限られる。

それはそれとして、越冬し、ネギ坊主をいただいたネギは根元に新しい茎を形成している。ネギ坊主を摘んだら終わり、ではない。

うねを掘り起こして溝をつくり、新しく形成された茎と苗床に残っている苗を定植する。それでようやく定植作業が完了する。

苗床にはまだ100本以上残っている。最終的には300本。そんなもくろみを立てながら、早々と日陰に退散した。

この日、北関東の栃木県佐野市と群馬県高崎市では最高気温が35.2度と、全国で今年(2022年)初めての猛暑日になった。

いわき市はどうか。福島地方気象台のホームページを開いて最高気温を確かめると、山田で29.6度、小名浜で25.8度だった。隣の広野町は県内最高の31.8度と真夏日を記録した。

隠居の室温が25度だったことから、渓谷は山田、ひょっとしたら広野の気温に近かったかもしれない。

この猛暑は、暮らしの上では今年の画期になった。季節が冬と夏の二つしかないとしたら、きのうでスパッと夏に切り替わった。カミサンは隠居のこたつカバーを外して、座卓だけにした。

初めて蚊に刺された日を記録している。今年は5月14日に耳の周りで飛び回り始めた。が、刺されたのは平年(5月20日)より遅い同25日だった。

わが家の庭には、カミサンが飾りとして陶器の鉢などを置いている。雨が降れば水がたまる。すると、ボウフラがわく。私は、朝、歯を磨きながらそれらの水を捨てる。

きのうの夕方になると、蚊が波状的に攻撃をしかけてきた。今年初めて、蚊取り線香をたいた。

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