いわきのカモシカ情報は久しぶりだ。もう定着・拡大しているのかもしれない――そんな感想を抱いた。
それから間もなく、いわき民報にその動画の記事が載った=写真。8月23日午後2時ごろ、二ツ箭山麓の小川町上小川、湯ノ沢団地で草刈り中の男性がニホンカモシカを目撃し、スマホで写真と動画を撮った。
それをツイッターに投稿したところ、同25日朝の段階で2万3千回再生された。カモシカと再生回数が多いことをニュースにしていた。
記事では拙ブログを転載した同紙「夕刊発磐城蘭土紀行」にも触れて、いわき市内でもカモシカがたびたび見られるようになったことを伝えている。
私がカモシカを目撃したのは令和2(2020)年3月22日の午後遅く。当時のブログ(4月12日付)を要約・紹介する。
――夏井川渓谷の県道小野四倉線でニホンカモシカに遭遇した。場所は夏井川第一発電所への進入導路がある上小川字竹ノ渡戸(わたど)地内、時間は午後4時前。渓谷の隠居からの帰り、落石を防ぐロックシェッドを過ぎた先のカーブに、1頭がのっそりと立っていた。
それをブログに書いた。すると、上小川字椚平の山中に住む友人から、これまた友人である夫が4月5日午前11時ごろ、畑のわきの柿の木付近でカモシカを見たという情報が、フェイスブックを介して寄せられた。さらに、同8日にロックシェッド付近でカモシカと遭遇した人がいると、やはりフェイスブックを介して知人から情報が届いた。
椚平の友人はそれより1年前の4月下旬の朝、平の職場へ通勤途中、ロックシェッドの手前でうろうろしているカモシカを目撃した。5月にも自宅の裏山で遭遇した。
ロックシェッド付近と、椚平と。今のところ夏井川渓谷のカモシカ目撃情報は場所が限られている。
カモシカは国の特別天然記念物。阿武隈高地では見かけなかったが、生息数が増えて低地にも出没するようになったと、ウイキペディアにある。知人は「県道にカモシカ注意」の看板を立てた方がいい、という――。
ブログでは10年前の3月にも、いわき地域学會の仲間からの情報提供で、いわきの平地の草野小絹谷分校の近くの集落に現れた話を紹介している。
一昨年(2020年)11月には、同じくいわき地域学會の別の仲間から、フェイスブックを介してカモシカの写真が届いたことを書いた。
四倉の八茎銅山跡地の遺構調査に出かけたら、カモシカがイノシシの罠にかかっていた。森林管理署を介して罠をかけた人に連絡してはずしてもらった、という。縄張りがもう、いくつもできているのかもしれない。
0 件のコメント:
コメントを投稿