2022年9月20日火曜日

かつてない危険な台風

        
  衝撃的な言葉だった。「過去に類似する台風がないくらい危険な台風」(気象庁)だという。

この最大級の台風14号がおととい(9月18日)、九州に上陸し、きのう、中国地方に再上陸したあと、日本海を北東に進み、東北・北海道をうかがうところまできた。

きょうは朝4時に起きた。風がガラス戸を鳴らすが、雨はやんでいる。もう太平洋へ抜けたのだろうか。

テレビをつけると、まだ日本海上にいた。佐渡と新潟市の間にあって、山形~宮城~岩手へと進み、太平洋に抜けて温帯低気圧に変わるだろうという。強風域は広い。しかし、暴風域はなくなった。それだけでもよしとするしかない。

この3連休は、台風14号がずっと頭にあった。東北南部の人間にも、風雨の有無と強弱を含めて台風情報が欠かせなかった。

 なにしろ中心気圧が低い。日曜日朝のテレビは、910ヘクトパスカルと報じていた。昭和34(1959)年に大きな被害をもたらした「伊勢湾台風」は、上陸時、929ヘクトパスカルだった。それと比較しうる猛烈な台風だ。

翌月曜日朝6時のニュースでは、960ヘクトパスカルとなって九州北部にあった。その後は日本海沿いに北東へ進んだ。

 台風が来る前の金、土曜日は暑さが戻った。いわき市内陸の山田町では最高気温が29.6度、30.3度となり、曇雨天の日曜日も28.7度まで上がった。

 そうした中での日曜日朝6時、花火が2発揚がった。わが地域にはよく知られた神社が二つある。立鉾鹿島神社は5月に、出羽神社は9月に祭礼が行われる。出羽神社の祭りの合図だった。

 コロナ禍の今は、両社とも近隣の区長の招待はない。いつもであれば背広にネクタイでお参りするのだが、夏井川渓谷の隠居へ行く途中、参道=写真上1=から祭りの無事挙行を祈った。

 車を小川町へ進めると、霧雨から本格的な雨に変わった。これでは隠居へ行っても土いじりができない。生ごみは持ち帰るか。そんなことを考えながら渓谷へ入ると、また霧雨に変わった。

 ぐずついた天気のまま、雨が強まったり弱まったりする。生ごみを埋め、苗床に残った最後のネギを収穫し、新しいネギ苗床に肥料を施すと、また雨が強くなった。フード付きのコートを着て作業をしたので、蒸し暑くてかなわない。

台風14号からはずいぶん離れているとはいえ、中心に向かって流れ込む風の大きな渦が、湿った空気を運んできたのだろうか。

「18日は湿った空気の影響を受ける。県内は雲が多くなる。午後は浜通りと会津を中心に、雨が降る所がある」(県紙)という予報が、半日早まったのかもしれない。

 雨がやむと、山の尾根は霧に包まれたり晴れたりした=写真上2。それはそれで山水画のような美しさだった。

翌月曜日も天気は安定しなかった。午後、晴れ間を見て20日付配布の回覧資料を配った。その直後に横なぐりの雨がきた。強風域が過ぎるまでは心配が尽きない。

0 件のコメント: